Teclast F5R

2019-09-13 Aliexpress で約 250ドル で購入。 購入の前に Aliexpress 全体でセールをやっていたのだが、その価格設定と通常の割引率の設定を元に戻すのを間違えていたのか、他のストアが大体 320ドル から 350ドル ほどで販売していたこの機種があるストアだけ 250ドル で売っていたので飛びついて買った。

F5 ではあるが(CPU違い) Teclast F5 レビュー: 2018年夏時点で、私的に最高にコスパの11インチ中華ラップトップ|宵涼芳旻 - よいすずし あきぞらかおる - ここにハードウェアに関する細かい話が載っている。

選んだ理由

4年ほど前に買った HP Stream 11 に最新の Linux を入れたところ電源周りからドライバからなんでもバッチリハマって持ち歩きちょっとメモシステム運用雑に扱ってもなんとも思わない端末として運用できることがわかってきたので、ハードウェアとしてもう少し実用レベルに近づけることができればいいなと思ってこの系の低スペック中華ラップトップを物色していたら見つかった。

HP Stream 11 の不満

  • 重い
    • 約1200g であり11型のラップトップとしては重い
  • ややデカイ
    • 11型としては本体がやや厚い、デカイ
  • USB Type-C で充電できない
    • 発売したころはそういう規格なかったし
  • メモリが少ない
    • メモリが 2GB しかなく Chrome を起動しただけ(タブ1個)で空きが 500MB ぐらいになってしまってブラウザ周りを使うと実用レベルではない。Webアプリをコンソールですべて代替できなかった。

中華ラップトップを選んだ理由

  • 安い
    • とにかく安い。失敗してもゴミにしていいぐらい安い。
    • 2019年現在ではあの小さいスマホにどう高性能な機能を詰め込むかで勝負している時代なのでラップトップなんか仕様を決めてその通り部品集めて組み立てるだけという商品になっているのだろう。
    • Windows タブレットの製造設計技術の流用で作れるというのもあるだろう。
  • 小さい
    • 大手のメーカーはこの小さくて軽いというPCを作ることをほぼ辞めてしまったので、11型とかのラップトップとなると選択肢が中華製しかない。
  • 軽い
    • HP Stream 11 より軽い。
  • Linux が動くというレポートがあった
    • kernel 4.20 だったら満足に動くというレポートがあった。
  • メモリが多い
    • 8GB ぐらい普通に積んでる

F5 との違い

Teclast F5R の前の機種で F5 があるのだが、これは CPU が 製品の開発コード名 Gemini Lake になっている。一方 F5R は製品の開発コード名 Apollo Lake になっていて、スペックダウンしている。

これは Intel の CPU の供給の問題らしい。実用レベルではそこまで差はないようだ。 ほかは同じなので、F5 の資料がほぼそのまま使えると思われる。

同一ボディ?

同一ボディと思われるが会社が違うみたいな中華ラップトップがいくつかあったのでメモ。

Jumper EZBook X1

BMAX Y11

XIDU PhilBook

memo

とりあえず届いたので memo

ボディにフィルムが貼ってあるので全部剥がす。 画面にも保護用のフィルムが貼られているが最初からゴミを噛み込んでいたのでそれも剥がした。

これは画面が360度折れ曲がるタイプなのでヒンジ部に若干の無理があるようでラップトップ状態で軽くグラグラする。 そしてパタンと閉じても完全に閉じない。なんか隙間空いている。立て付けが悪い。 激安PCなので特に文句もないが。

スケーリングが150%になっていたので100%にする解像度は 1920×1080

トラックパッドの設定を下向きで下スクロールにする

初期状態でパスワード無しの pc というユーザーがもう存在していて Chrome がインストール済みになっている。 とりあえずこいつで Windows Update だけは済まして初期化する。 Chrome がアンインストールできず、しかもアップデートも出来ないという意味不明バージョンが入っている。怖いこれ。

BIOS設定画面に入る

起動中に ESC 連打

どこから Boot するか選ぶ

起動中に F7 連打

バッテリーの持ち

普通に使って3.5時間ぐらいはもつ。 これは Linux Mint で Web の閲覧とコンソールでの操作を中心にした場合のこと

Linux のインストール問題

サスペンドして復帰すると内蔵のキーボードとタッチパッドが死ぬ。

  • Linux Mint 19.2 Mate
  • Linux Mint 19.2 Cinammon
  • Ubuntu 19.10 Mate
  • Manjaro Linux 2019-11 頃のやつ
  • Fedora WorkStation 2019-11 頃のやつ

全部でこの現象がおきる。タッチパッドは i2c_hid モジュールを再起動することで回復できる。 キーボードは無理。

外付けの USB や Bluetooth デバイスは動作する。

情報として grub の設定に i8042 系の設定をズラズラ書き込むというものがあったが、 調べて出てくる全オプション試したが全部だめ、

Kernel も 4.15 4.18 5.0 5.3 全部試したが現状だめ。

ijonglin/teclast-f5-ubuntu-finalizer: Current HW/SW Kernel/System/ACPI Modifications To Get a $400 Dream Ubuntu Linux Laptop

ハードウェアの制御の問題?

Windows10 をクリーンインストールしても、このサスペンドからの復帰後にキーボードとタッチパッドが使えなくなる問題が出た。

つまりこれはOSとかではなくよりハードウェア寄りの問題かもしれない。

気になるのはこのノートパソコンは、所謂 2 in 1 というやつで画面を閉じるのと逆方向に畳むことで、ノートパソコンとしても使えるし、タブレットとしても使えるというモノだ。 このような 2 in 1 の特徴として画面を反対に回すとキーボードとタッチパッドが無効化されて画面のタッチパネルで操作しやすいようになるというものがある。

確かに、キーボードとタッチパッドが死んでもタッチパネルは生きているのだ。

もしかして何らかの問題でスリープととタブレットモード移行がゴチャゴチャに制御されている可能性がある。

ドライバ

Windows10 クリーンインストールして一つだけ入ってないドライバは

goodixtouchdriver

資料

pc/teclast_f5r/start.txt · 最終更新: 2020-06-15 13:08 by ore