DIY / 接着剤

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紫外線硬化タイプの接着剤

最近よく見る紫外線で硬化するタイプの接着剤。試しに使ってみたが、使い方にコツが必要だった。

これは接着剤というよりも紫外線で硬化する樹脂、なので、当然ながら光が届かない場所で硬化しない。 普通接着といったら、接着面を接着するわけで、接着面には当然光は届かない。なのでこの接着剤は接着剤でありながら、接着面同士を接着することができない。

有名な紫外線タイプの接着剤製品の公式にも

Q. Bondic®は光が当たらない場所でも硬化しますか。
A. いいえ。Bondic®は特定の波長の光でのみ硬化します。LEDの光が届かないところで2つのものを接着する場合、光がBondic®に届くように、2つの材質のうち1つは半透明でなければなりません。

http://bondic-japan.com/faq/

このように書かれていて、こういう接着面での接着は最低でも片方が半透明じゃないといけないと書かれている。 半透明のモノを接着する用途ってそんなに無い。

つまりこいつは接着ではなく、接着部周辺に樹脂を充填することでその樹脂の硬さそのものでモノを固定するというタイプの接着剤ということになる。 充填と書いたが、大体のこの手の製品は厚く盛ることができない。厚く盛ると奥の方に光が届かず硬化しないからだ。少し盛っては硬化させて、また盛っては硬化させてと、結構手間で光で簡単に硬化するというメリットが殆ど失われてしまう。

こいつの用途だが、非常に小さい、薄い部品の接着というよりも小さな穴、キズの穴埋め補修に使うというのがいいところだと思う。 それなりの面積のものを強力に固定するのには向かない。エポキシ接着剤のほうが安いし性能としては全然上である。

メモ

木工用ならTitebondが最強という。

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diy/bond/start.txt · 最終更新: 2020-12-04 18:50 by ore