謎の中国製接着剤である。

能書きを見ると。

• 耐水
• 柔軟
• 低刺激
• 微香
• 耐振動
• 着色可

となっている。

なぜコレなのかと言うと、Youtube とかでスマホの分解動画をチェックしていると、いくつもの動画でこの「B-7000」が最後に登場して、裏のパネルを閉じる際に使われるからである。

最近のスマホは開けて日常的に電池交換なんかができないような仕様になっていて、パネルがボディにガッチリ接着されている。 そこを分解して劣化した電池を交換する。

このパネルが大体専用サイズにキッチリカットされた極細の両面テープでシールされている。 これによりスマホの防水性を確保しているのだが、この両面テープは一旦剥がしてしまうとぐちゃぐちゃになってしまって再利用不可能になる。 しかしこの専用両面テープの入手性は電池以上に悪い。

ここで登場するのがこの「B-7000」こいつを最後に両面テープの位置に薄く塗り拡げて閉じて終了となるのがパターンである。

実際調べると、日本の Amazon でも購入できるようで、スマホ等をデコる用途に使われることが多いようだ。 関連商品を見るとスマホの部品が並んでいるのでやはりそういう用途で購入する人が多いということがわかる。

↑のような特徴があるのだが、こいつの特徴はその容器。チューブから伸びるノズルが極細の金属製で非常に細かい部品を点付けすることができるようになっている。蓋もこの金属ノズルの中に差し込む針のようなモノがついていて、細いノズルが詰まるのを防いでいる。

スマホの裏パネル接着も非常に細い部分に塗布する必要があってそれにはぴったりな感じ。 というか、そういう作業用に専用に作られた接着剤のような気もする。

耐振動となっているので、完全硬化しても柔軟性を保っている。

硬化前は半透明の黄色なのだが、硬化すると青っぽくなる。なので見た目が重要な部分には使えない

保存性は常温保存で3年ぐらいすると、未開封でも内部の粘性が上昇してノズルから絞り出すことが困難になる。