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書いてる野郎
orebike@gmail.com
Mac でのキーカスタムツールの定番アプリ。Windows版は無い。Karabiner の後継ツール。Karabiner-Elements 以後 KE
結構この概念が重要でこれを把握してないと上手い設定ができない。別に内部実装がそうなっているとかではなく単なる考え方の話。
まずこの KE は仮想的なキーボードを Mac 内部に作る。当然 Mac には仮想的でないリアルキーボードもあって、KEはこいつをデバイスレベルでインターセプトして KEキーボードに横流しする。 この途中で変換を加えるという話。
KE内部では設定は2段階になっていて、まず Simple modifications
という、単一のキーを単一のキーに置き換える単純な設定を行う。
所謂キー配列変更はここで行われる。ここでの設定は先勝ちになっていて、再帰的に処理されない。a を b、b を c に割り当てたからといって、a が c にはならない。
a を押した場合は a に設定された条件のみが採用されて、それ以外の処理には流れない。前述の通り KE はデバイスレベルでキーをインターセプトしているので、ここでの設定は完全に素のキー配列に対しての設定となる。Mac のOS側の設定でキーボードの修飾キーを設定できるというものがあるが、それはデバイスからの入力を変換しているので、それより前に介入する KE には関係無い。
この割り当ての結果複数のキーに同じキーが割り当たってしまった場合、それは同じキーとして↓で扱われるので、そこを区別できるように待避しておく必要があるかもしれない。
この後に、Complex modifications
という複数のキーの組み合わせを複数キーに割り当てや設定の発動条件等が書ける段階に入る。
ここでの設定は Simple modificatios
後の設定に対して行われる。なので Simple mod…
で a を b に割り当てたなら、ここでは b に対しての設定を書くことになる。
この設定も複数書けるのだが先勝ちになっていてその条件に合致すればそこで終わりになる。なので、より発動条件がタイトなモノほど先に書かなければ意図した設定にならない可能性が高い。