SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM

APS-Cサイズで使いやすい明るい単焦点レンズといえばこれがネットで評判だったので買ってみた。 通称ダカフェレンズ。

マウントはキャノン。

GANREF | 30mm F1.4 EX DC /HSMの性能テスト(シャープネス) | レンズ この辺を参考に絞りを考えるとヨイ。

操作

単焦点なのでズームの操作は無し。 ピントは最短で0.45m〜∞までで右ネジで手前、逆で奥にピントを合わせる。

オートフォーカス時にピントリングは回転しない。

使ってみて

やっぱり開放F1.4というかこのデカイ口径での集光は半端無く夜でもフラッシュ無しでガンガン撮影できる。

開放を活かしたボケも一歩間違うとピンぼけ写真みたいにボケる。 開放ではボケすぎる+周辺の解像感がなんだかよくないので、写真によっては安いコンデジでとって後で弄った写真みたいに見える

開放付近では被写体からの距離が近い背景はボケというよりもブラーという感じになって質感悪し。数段絞ったほうがよい。

最短撮影距離が長いわけではないが、倍率の関係でもっと寄りたいのだが寄れないという感じ。

ダカフェレンズというだけあって、これで子供とか撮ったらダカフェ日記以外の何物でもない。

開放では日常がドラマになる

とにかくこの低いF値を使おうと、開放で撮りまくった。 結果、人間をこのレンズの開放で撮るとなんでもかんでもドラマになってしまうことがわかった。

何も無くてもその視線の先に何か感じてしまう、表情から何かの決意を感じてしまう。そういう写真が量産される。

フォーカスがあたっている人物に見る側がなんらかの意思を写真から無理やり感じ取ってしまう。そういう写りになる。 なので本当に個人の重要なイベントをそれっぽい表現で切り取る、なんてことない個人の日常に意味を与えて切り取るような使い方がいいだろう。

逆に言うとなんでもかんでもドラマになってしまうので、淡々とした時系列の記録としての写真には使いにくい。 単に「複数人で集まって何かしましたよ」みたいなものは使いにくい。 あとから見て、なんかこれって意味あったっけ?みたいな混乱に陥る

瞬間を切り取る

とにかく明るいのでシャッタースピードを上げても全然問題ない。 なのでスポーツの一瞬を静止画のように切り取ることもできる。

レンズ性能に余裕があるといろいろ遊べて面白い。

バージョン

  • 2012-11-24

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camera/lens/sigma/sigma_30mm_f14_ex_dc_hsm.txt · 最終更新: 2018-11-29 10:25 by ore