カバン/5.11 Tactical RUSH 72 Backpack

カバン/5.11 Tactical RUSH 72 Backpack

ミリタリー系のバックパック。molleシステムを使ってみたくて購入。

72というのは3日分の活動するための装備を詰め込んでおけるという意味。 半日の12、1日の24バージョンもある。

色は黒を買った。

2019-04 終了

もう何年使ったか、これで何回旅行したかわからんぐらい使ったが、ついに死亡な感じ。

メイン気室の両肩部分のナイロンに加工されたポリウレタンコーティング加水分解してベタベタな感じになりつつ、ボロボロと崩れてきている。

感想

まずデカイ。日常用途では使うことはないと思うぐらいデカイ。 そして重い。何も入ってない状態で持ってもずっしりと重さがある。 とにかく重い。

気室

最背面ハイドレーション用

キャメルバッグ等を格納するための収納。背面には樹脂のプレート入り。

薄い15インチのノートパソコンぐらいまでなら入る。17インチはたぶん入らない。 メイン気室との間の仕切りはそんなに厚くないので液晶面を背中側にもってきて収納したほうがよさそうだ

内部にはキャメルバッグ吊り下げ用のジッパーで開閉できるループ、メイン気室への穴がある。

メイン気室

とにかくデカイ。というかマチが広いので使い勝手がよい。

さらに気室の壁両側に上中下とポケットが備えられている。 デカイバックパックのメイン気室を使う場合、日常ではそんなに容量を必要としないので、 入れたものが殆どがアクセスしづらいバッグの底に溜まってしまって、気室上部がデッドスペースになってしまう問題がある。

こいつは上中下にポケットがあるので、よく使うものは上部のポケットに入れてしまえばメインを使いつつアクセスもしやすいという構造になっている。

自分は黒を買ったので、内部も全部黒で中身が見難い。なのでジッパープルを蛍光オレンジのパラシュートコードに交換している

サブ

内部にオーガナイザーがある小物収納の部分

サブサブ

前面上部にあるメモリーカードとか財布とかを入れておけるようなマチがほぼ無い収納スペース。 外側にベルクロメスがついているのでパッチとかを貼り付けることができる

サングラスポケット

本体上部ジッパーからアクセスできる小物入れ。 内部が柔らかい生地でできているのでスマホとかデジカメとか突っ込んでおく用っぽい。

ほぼ使ったこと無い

両サイド

縦長のジッパーで開閉できるポケットがついている。なんだか中途半端で使い勝手はよくない。 小型のカメラ三脚ぐらいなら入りそうである。

外側に molle システムがついていて拡張可能。

サンドイッチ部分

メインの前面にサブが設置されておらず、袋として完全に分離している。 なので、その間にモノを挟んでストラップで絞り込んで固定できるようになっている。

バッグ自体に入らないような長尺モノや脱いだ上着やサンダルとかを一時的に挟んでおくときに便利。ストラップの長さの許す限りのデカイものを固定できる。 バスケットボールやバイクのフルフェイスヘルメットぐらいは保持することができる。

縫製ミス?

一番背中側の気室にハイドレーション等を収納できるのだがこの開閉するジッパーが普通じゃない動きをする・・・ あまりにメリットを見いだせないので縫製ミスだと思うのだが・・・。

よくあるダブルジッパーなのだが両方を真ん中にもってきても閉まらないのだ。閉まるどころか真ん中以外がオープンになるという動き。 つまりジッパーの方向が通常の逆向きについているのだ。しかも2個とも逆についているのだ。

片方だけで運用すれば別に全部閉まるからなんの問題もないのだが、なんでこんな構造になっているのだろう?

両側から開けられるというメリット以外ないのだが、これだと両側から閉められる運用でも同じ事ができるので特にメリットにならない。 考えられるなら、中途半端に2箇所開けておけるということぐらいか・・・しかしこの気室からメイン気室へチューブ用の穴はちゃんとあり、バッグのハンドル部から2箇所チューブを出す穴もあるのだ。

やっぱり縫製ミスだよな・・・

カスタマイズ

芯抜き

このバックパックには背中にあたる部分に樹脂のプレートが入っているのだが、その真中の背骨の部分に金属の芯が入っている。 金属芯が人間工学モドキのかなりきついS字に曲がっていて、このSが合わない人にはもう背中を圧迫する罰ゲームになる。

自分には合わず、ほんのすこしの重量でもかなり重く感じる嫌なバックパックだったので、この金属の芯を抜き取った。 もともとハイドレーション用の気室から芯自体にアクセスできるようになっているので簡単に引き抜ける。

内部ポケットジッパープルの交換

内部が真っ黒でオペレーションしにくいのでジッパータブを蛍光オレンジのものに交換(切って付け直すだけ)した。

背面ハイドレーションのジッパープルの交換

片方だけ蛍光オレンジのものに交換。 左右どちらからでも開けられるというよくわからない仕様になっているので片側だけ使いやすいように交換

底部ドレンホールを塞いだ

このカバンには底部に結構大きな(直径1cmぐらい)水抜き用の穴が2つあいているので、小物の落下や浸水のことを考えて塞いだ。

家に革の切れっ端があったので、接着剤で貼りつけて塞いだ。

カラビナ増設

molle に引っ掛けることができる樹脂製のミリタリーカラビナをつけている。

Good

でかい!

でかさの安心感、とにかくこのカバンを満タンにすることは無いんじゃないかと思うぐらい。

molle システムによる拡張期待

足りなかったら molle で増やせばいいじゃないという安心感。

パッチによるその日気分でのカスタム

ベルクロテープ(メス)がついているのでその日の気分でパッチを変えてカスタムできる

No Good

ルーズに背負えない

前に買ったカバン/Targus TXL617もそうだったのだが、アメリカ仕様の大容量バックパックはルーズに背負うことを許さないらしく、 こいつもショルダーストラップがかなり短い。最大長にして普通ぐらい

ストラップ調整がやりにくい

全部のストラップの長さ調整がやりにくい、単にこの樹脂部品の性能が低いだけなのだが締めにくいし緩めにくい。

謎の縫製ミス

両側オープンの謎

人間工学無視のS字金属芯

抜けば解決

幅が広すぎのショルダーストラップ

ちょっと広すぎる。登山用の70リットルザックよりも広い。こんなに広い必要はない。

重い

何も入れてないのにものすごい重い。結構マイナス要素。

サイズ自体は機内持ち込みサイズなのでいけるのだが本体が重いことで重量制限(7kgほど)にひっかかりやすい。

サイトポケットが無いことに関して

このバッグはよくあるメッシュのサイドポケットが無い。しかしサンドイッチ部分の脇がメッシュになってマチがあるのでそこで代用できる。

ヒップベルトに関して

ヒップベルトは取り外し不可。しかし背面の腰の部分の両脇にポケットがありそこに折りたたんで収納できるようになっている。

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bag/511_tactical_rush_72_backpack.txt · 最終更新: 2019-11-04 12:40 by ore