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書いてる野郎
orebike@gmail.com
ベトナム語は基本音のアルファベットに加えて声調を表す補助記号(日本語で言うと濁点)みたいなものをくっつける。 なのでこいつを入力しなければならない。
この入力方式がいくつかあるっぽい
MacOS自体は国際化されているので設定さえ突っ込めばベトナム語を入力することができるようになるみたいだ。
この設定はMac OS X 10.7.5 Lion で行なってます。多分ほかのやつも似た感じだと思う
まずシステム環境設定を立ち上げる。そこでキーボードを選択
次にkeyboardのタブからinput sourceのボタンをクリック
中にベトナム語のキーボードがあるのでチェック
これでOKっぽい・・・
現在IMEはGoogle日本語入力になっているので、 では試しに打ってみよう。まずIMEを切り替える。メニューバーの右端にIMEの表示があるのでここをクリックしてベトナムIMEに切り替える
Xin châo. Anh tên là gì?
確かに打てたが・・・こんどは普通のアルファベット入力で一部のキーが効かなくなってしまった。 これはこまる。母音が全部打てなくなっている。おそらくこれはベトナム語の母音は全部2ストロークで入力するのでそれをトラップしているからだと思われる。数字も全部打てない。
今設定した方法は、VNI方式入力だったみたいだ。 これは母音の変化を数字キーで入力するというやり方っぽい。
そこで vietnames Unikey Telexという設定に変える
これでうまくいった!ちゃんとアルファベットとの切替ができるよ。
No | char | input | description |
---|---|---|---|
1 | a | a | 通常のアルファベットはそのまま |
2 | ă | aw | a の上にカップ |
3 | â | aa | a の上にハット |
4 | đ | dd | d に横棒 |
5 | ê | ee | e の上にハット |
6 | ư | uw | u の右肩にアポストロフィー |
7 | ô | oo | o の上にハット |
8 | ơ | ow | o の右肩にアポストロフィー |
9 | á | as | 上げの声調記号 文字の上にシングルクォート |
10 | à | af | 下げ声調記号 文字の上にバッククォート |
11 | ã | ax | 波の声調記号 文字の上にチルダ |
12 | ả | ar | 疑問の声調記号 文字の上にハテナっぽい記号 |
13 | ạ | aj | 重い声調記号 文字の下にドット |
声調記号は1単語に1個しかつかないので単語を全部入力し終わったあとでも入力できる。 ベトナム語は単語の途中に「s,x,r」がこない、同じ文字が連続しない、「w,j,f」を使わない、声調記号は母音につくということでこのような入力が可能になっている。
コレは、アルファベットしか文字が使えなかったころの電報の文字表記ルールからスライドしてもってきているらしくそれで Telex という名称になっている。
もう一つの入力方法としてメジャーなものが VNI 入力というものがある。これはアルファベットの後に数字キーを入力することで特殊記号を入れていくというものだ。
どう考えても Telex方式 のほうが入力効率がよい(キーボード4段で入力できる)のに結構使っているベトナム人が多い。 なぜやりにくいのに流行っているのかと考えていたら普及している理由もよくわかってきた。
VNI 入力は通常の単語だけ使っているなら英語と同じなので英単語を混ぜた文章を打つ時に切り替えが発生しないので切り替えロスが発生しないというメリットがある。 ベトナム語というのはやたら単語を大量に打つ言語で伝える意味に対して入力コストが高い。なのでチャットのような素早い入力が求められる状況では特殊記号を打たないことが多い。 そしてベトナム人は記号がなくても文脈から意味が分かるようになっている。特殊記号を打つ状況、打たない状況の指癖の切り替え障壁が低いのもVNIだろう。
こういう理由でやりにくそうな VNI が結構普及しているのだなと思った。
command + space 長押しでウィンドウがでて3つのIMEを切り替えることができる。短く押すと直前のIMEとのトグルになる。
全角英語とか半角カナとかの不要な入力メソッドは削除しておくと選択肢が減ってよい。