ルービックキューブ

ルービックキューブ

おなじみの 3x3x3 のブロックで構成された立方体の色や絵柄を揃えるパズル玩具のアレ。

魅力とか

自分はプログラマなのでそのプログラミング的な動きに魅力があるのだと思う。

結局単なる「覚えゲー」なのだが、全部覚えたからといってその面白さが減るわけでないというのが魅力かも。

キューブの動きは複雑で、その各ブロックを覚えてそれを追跡できているわけではない。 キューブの達人はそうなのかもしれんが、自分は結構馬鹿なのでそういうのは苦手。

ではどうやってやっているかというと、当たり前なのだが、キューブにはある特定の回し方をすると、各ブロックが決まった位置に動く。 この回し方の中で、ある特定領域の揃いを崩さないように狙ったブロックを移動させられるモノがある。

こいつを組み合わせて6面を完成させる。 だから見ているのは工程の状況と移動させたいブロックだけで、全部のブロックの位置関係は把握してない。

それのどこがプログラミング的魅力なのかというと。

「回し方」は調べれは直ぐにみつかる。そしてそれを確認しながらやっていくと、思わず「巧い!」と言いたくなるその回し方の巧妙さ。 これはプログラミングのアルゴリズムに似ている。アルゴリズムとは問題の解法手順である。

そしてそれを使う戦略。有名なのはレイヤー・バイ・レイヤーというやつで、キューブを下層から順に確定させて揃えていくやり方。 しかし、これだけでなく角だけ先に揃えて、側面を順にあわせていくという戦略もある。 目的は6面完成なのだが、そのアプローチを変えて楽しめるという魅力。

3x3x3 ができると、その戦略が別のキューブにも応用可能なところも面白い。 2x2x2 は側面を揃えるという過程が無い 3x3x3 としてアプローチすると 2x2x2 を初めてやってもいきなり6面完成ができる。 これもより各ブロックの動きに注目できるので面白さは変わらない。 4x4x4 をやる場合は、戦略として真ん中と側面を同じ色に揃えられればあとは 3x3x3 と同じ戦略で完成できると予想できる。 戦略の応用も魅力の一つ

自分の中で一番の魅力だと思うのが、覚えた回し方を応用して戦略を進め方を見つけた時だと思う。 「回し方」は大体効率的なモノが紹介されていることがほとんどで、パターン別の最速手順を覚えれば覚えるほど6面完成のスピードはあがるのだが、 自分としてはいかに単純なパターンを現実的有限回繰り返すかによって6面を揃えるかに魅力がある。 紹介されている回し方ではパターン別に4パターンあるのだが、実は1パターンを繰り返すことによって4つ全部カバーできるみたいな動きを発見できると面白い。

回し方を一本道に覚えてやっていくのではなく、自分なりにアレンジして回し方を組み合わせていくところもプログラミング的である。

そしてこのキッチリした立方体の物体としての魅力もあるだろう。

toy/rubiks_cube.txt · 最終更新: 2019-12-25 10:28 by ore