AutoHotkey 単体では出来ない。さらにそれを AutoHotkey で利用するにはややトリッキーな書き方をする必要がある。

AutoHotkey だけではできないので、よくあるレジストリ書き換えツールを使ってキーのマップを割り当て直す。

これで、Capslock へ Ctrl を割り当てれば解決しそうだがしない。

割り当てた Ctrl を Autohotkey の設定で別の機能にした場合、ラップトップなどの内蔵キーボードではうまく動いたりするのだが、外付けのキーボード等を使った場合に、 Capslockがロック(押しっぱなし)になるように Ctrl が押しっぱなしになったりする。

この状態でさらに AutohotKey でカスタムすると動作が不安定になる。

ここで一旦レジストリで Capslock を F13 に割当て直す。こうすることで F13 キーのコンビネーションキーという扱いにすることで Autohotkey の問題を回避できるようだ。

といっても通常のキーボードには F13 キーが無いので、スキャンコードを指定して割当てができるツールで割り当てればよい。 F13 のスキャンコードは 0x0064 である。

物理 capslock キーが F13 になったので Ctrl の挙動を全部 F13 に割り当て直すという面倒な作業が必要になる。

このような記述を入れる

F13 & Enter::Send {Blind}^{Enter}
F13 & Space::Send {Blind}^{Space}
F13 & Tab::Send {Blind}^{Tab}
F13 & 1::Send {Blind}^1
F13 & 2::Send {Blind}^2
F13 & 3::Send {Blind}^3
F13 & 4::Send {Blind}^4
F13 & 5::Send {Blind}^5
F13 & 6::Send {Blind}^6
F13 & 7::Send {Blind}^7
F13 & 8::Send {Blind}^8
F13 & 9::Send {Blind}^9
F13 & 0::Send {Blind}^0
F13 & -::Send {Blind}^-
F13 & =::Send {Blind}^=

F13 & q::Send {Blind}^q
F13 & w::Send {Blind}^w
F13 & e::Send {Blind}^e
F13 & r::Send {Blind}^r
F13 & t::Send {Blind}^t
F13 & y::Send {Blind}^y
F13 & u::Send {Blind}^u
F13 & i::Send {Blind}^i
F13 & o::Send {Blind}^o
F13 & p::Send {Blind}^p
F13 & [::Send {Blind}^[
F13 & ]::Send {Blind}^]
; バックスラッシュ
F13 & sc073::Send {Blind}^{sc073}

F13 & a::Send {Blind}^a
F13 & s::Send {Blind}^s
F13 & d::Send {Blind}^d
F13 & f::Send {Blind}^f
F13 & g::Send {Blind}^g
F13 & h::Send {Blind}^h
F13 & j::Send {Blind}^j
F13 & k::Send {Blind}^k
F13 & l::Send {Blind}^l
; セミコロン
F13 & sc027::Send {Blind}^{sc027}
; シングルクォーテーション
F13 & sc028::Send {Blind}^{sc028}

F13 & z::Send {Blind}^z
F13 & x::Send {Blind}^x
F13 & c::Send {Blind}^c
F13 & v::Send {Blind}^v
F13 & b::Send {Blind}^b
F13 & n::Send {Blind}^n
F13 & m::Send {Blind}^m
; コンマ
F13 & sc033:: send, {Blind}^{sc033}
F13 & .:: send, {Blind}^.
F13 & /:: send, {Blind}^/