ベトナム語/偶数音節説

ベトナム語/偶数音節説

これは文法として明らかになっているかは知らないが、自分が生活してみた感じだと、ベトナム人は偶数音節の塊でしゃべっているような気がする。 奇数音節だと収まりが悪い感じがするようで、付け足す方向で音節を偶数にする傾向がある?

1音節名詞で喋るとベトナム人同士でも通じない、名詞に修飾を(無理やりにでも)付け足して2音節化する。類別詞みたいなものはここでよく働く 特に1音節の形容詞の場合は、2度繰り返したり、Quá 等の感嘆表現を前後にくっつけて2音節化する。

内容的に3音節で収まる場合でもそこに人称代名詞をつけて4音節化してる気がする。

会話の掛け合い時に4音節ずつ会話が進行するところをよくみる。 この会話モードに入ると2音節も収まりが悪いらしく繰返しを入れたりして4音節化しているように思える。 このへんは中国の漢詩や日本の俳句のような美的感覚があるのだろう。

気のせいかな・・・

さらに修飾では1音節の単語には1音節の修飾を合わせる傾向があるようだ、2音節の単語には修飾も2音節のものをもってくる傾向がある。つまり全体としては偶数になるように調整する傾向があるということだ。

vietnamese/even_syllable_theory.txt · 最終更新: 2019-03-29 12:27 by ore