ベトナム/通貨

単位は「ドン」。まちなかでは「d」に似たような「₫」ドンの通貨記号と「VND」、頭文字を取った「đ,Đ」という表記がされているのが一般的。

とにかく桁数が多いので100,000VNDを、「100k」と表記することもある。ベトナムの数字の数え方は英語圏と同じで3桁単位なので、「một trăm ngàn (モッチャムガン)」と言う。十万は「百(trăm)千(ngàn)」と表記される。なので上三桁だけ話せばほぼ日常生活では通じるのだ。

コインは無くて（一応存在するがほぼ流通していない）全て札なのでみんな結構な札束を持ち歩く。

両替

空港に両替屋がある。しかし空港のやつは手数料とかいって5％ほど取る所もあるっぽい。ホーチミンだと町中だと何故か貴金属、宝石店等のアクセサリー屋がやってくれる。

基本的に円→ドンはできるが、ドン→円はできない。一部の店でやってくれるところがある。

ベトナムの札は額によって大きさも違うし、種類も多い。

500,000 vnd 札	ベトナムの最高額紙幣。色は青く20,000 vnd 札と間違えやすい
200,000 vnd 札	色は黄色に赤のアクセントが入っている。変色した 10,000 vnd 札と間違えやすい
100,000 vnd 札	緑色、イチバンわかりやすい
50,000 vnd 札	ピンク色。多分額面的に一番使いやすい。
20,000 vnd 札	青。500,000 vnd 札と同じ青なので紛らわしいのであまり持ちたくない
10,000 vnd 札	黄色。ほぼジュース用
5,000 vnd 札	青。サイズが小さくなって紙
2,000 vnd 札	白。もともと白なのだが変色して茶色のものが多い
1,000 vnd 札	白。もともと白なのだが変色して茶色のものが多い
500 vnd 札	スーパーとかのお釣りでもらえる。お釣りを払うという以外に用途が無いのでほぼ嫌がらせ
200 vnd 札	もう知らん

高額紙幣は多分プラスチックか何か樹脂か何かでできていて、弾力があり折り目がつかない。しかし曲がりグセがつきやすくちょっと収まりがわるい。古い札は表面の印刷が擦り切れて見えなくなっている。

小額紙幣は若干小型で質の悪い紙でてきている。極限まで使いこまれて何かの古文書のようにボロボロ且つ変色している札が多い

ピン札に交換するにはその額面の10%もの手数料がかかるらしく誰もやらないようだ。

破れた札をお釣りでもらったら即交換したほうがよい。破れた札は取り扱ってくれないことがある。

紙幣というのは政府が価値を保証する証券みたいなもんなので少し破れているとかそういうのは関係なのだが、アジア圏ではそうじゃない場所が多い。そのくせボロボロになるまで市場に流通させてたりする・・・

ベトナム人にボロボロになったらどうするかと聞いたら募金箱に突っ込むか、捨てると言っていた・・・「捨てる」って・・・。

使い古された小額紙幣はクタクタになってまったく張りがないので収まりが悪い。なのできっちり整理できる財布を買ったほうがよい。

私はそれすらも面倒になったのでグリグリ曲がる針金でできたバンドでまとめてポケットに突っ込んでる