バイク/押し掛け

バイク/押し掛け

XR230の場合

周辺の準備

とにかく疲れるので涼しい格好で、バイクも荷物なんて全部下ろして準備する。

場所の選定

なだらかに下っている30mぐらい直線のアスファルトの道がベスト。荒れた路面ではできない

冷静にシミュレーション

まず頭の中でエンジンの掛かった後のことをシミュレーションする。 押し掛けはめちゃめちゃ疲れるのでエンジンがかかると嬉しくて頭が馬鹿になってしまうので、 そうなった場合でも冷静に行動できるようにしておく。

ガソリンの確保

フロントブレーキをかけた状態でハンドルをガンガン押し込んで車体を揺らす。特にガソリンが少ない場合はリザーブにしてガンガン揺らす。 ガソリンが足りなくてはどんなに頑張ってもエンジンが掛からないということを覚えておこう。

揺らすことでエンジンにガソリンを送り込む準備をするのだ

押し掛け準備

ギアを5速に入れてクラッチを切る。キーはイグニッションの位置(セルを押したらエンジンがかかる状態、つまりフロントの電気がついている状態)にする。チョークはイッパイに引いておく。

よく押し掛けは3,4速と書かれているが、XR230は軽いので3速なんかではとてもエンジンを回すことはできない(エンジンの抵抗が大きすぎて滑る)。 無理せずとも5速で掛かる。

押し掛け

クラッチを切った状態でハンドルを持ってバイクを押す。 必要なのは加速ではなくて速度なので最初から全開ダッシュする必要はない。 ゆっくり押しながらバイクが動き始めたらゆっくりダッシュに移行する。

ある程度速度がついたら、クラッチをスパン!と繋ぐ。エンジンブレーキがかかって若干手応えが増えるが、それに動じずプッシュするとエンジンが掛かりそうになったり掛かったりする。

掛かるまで何度も繰り返すしかない。

押し掛けの解説でよく、飛び乗ってクラッチを繋ぐなんて書かれているが、あれは大型で重いバイクを無理やり掛ける場合のみだ。 XRぐらいなら5速である程度のスピードで押していれば飛び乗らずともエンジンはかかる。

大体飛び乗るとバランスを崩してコケたりするからやめたほうがいい。

エンジンが掛かったあと

エンジンがかかったら素早くクラッチを切る。そして安定してエンジンが回るまで様子を見る。 最初のうちはスグにまたエンジンが止まるので、再び押し掛けする。

安定して回っていることを確認したら、その状態のままギアをニュートラルまでもってくる。 エンジンが掛かってからこの間までクラッチ切りっぱなし。

そしてスタンドを立ててさらに様子を見る。 ギアが入ったままスタンドを立てるとセンサーが反応してエンジンが切れるのでニュートラルにしてからスタンドを立てることを忘れずに。

さらに様子を見てチョークを半戻しぐらいにしてアイドリングが安定したならOK

バージョン

2012-12-09

タグ

vehicle/motorcycle/push_starting.txt · 最終更新: 2017-09-26 19:09 by ore