旅/飛行機の乗り方(俺完全版)

旅/飛行機の乗り方(俺完全版)

誰も教えてくれない。大人ならそんなの乗れて当たり前感がある飛行機の乗り方に関して。

初めて全部自分で旅の手配をして飛行機に乗る時はかなり不安だと思うので、より詳細にメモしておく。

書き出してみると本当に飛行機乗るのって面倒だわ。初見殺しもいいところ。できるなら使いたくない交通機関。

これ国際線の話です。

ほんとこうこと思っている人多いと思う。航空会社のサイトはどうして乗り方を説明してないのか | ネコメシCEOブログ

そして、わからないから飛行機乗らないという人も多いと思う。

パスポート準備

海外に行くには絶対にパスポートが必要(国内線ならいらんけど)。

パスポートを作る

無いなら作る必要がある。

各自治体に「パスポートセンター」やら「旅券窓口」と呼ばれるところがあると思うのでそこに行って作る。

ここに一覧があった。 パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク | 外務省

当たり前なのだが、そんなに簡単には作れず、最短でも1週間ほど、そのための書類の準備とかも考えると、数週間はかかるので、持ってないならば早めに作ったほうがヨイ。

手続きは結構面倒なので、10年 パスポート(表紙が赤い)にしたほうがよい。 若い人は 5年 しか作れないので、5年(表紙が青い) で我慢。

パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例) | 外務省

有効期限確認

パスポートをもうすでに持っていても、有効期限が結構重要。 パスポートの有効期限によっては国によって入国を拒否される場合アリ。 国によってその期間も違っていて、その法律の運用もコロコロ変わったりするので最新の情報を手に入れておこう。 最低でも3ヶ月、余裕を持って6ヶ月以上あれば大体大丈夫だとは思う。

パスポートの有効期限残存が 1年 以下になると、更新できるので、早めにやっておくとヨイ。

この入国が拒否された場合、航空会社の責任でその人間を連れ戻すことになるので、 このような可能性のある人間は、入国拒否ではなく、そもそもカウンターで日本から出国拒否されるので外国でワタワタなることは無いので安心デス。

ビザ等の書類準備

日本人は普段旅行ではあまり意識しないが渡航先の国に入るためにはビザ(査証)というモノが必要になってくる。

日本人がこの普通の旅行においてほとんど意識しないのは日本のパスポート信用度が世界最強クラスであり、 ほとんどの国で観光ならばノービザかその場で即時発行が可能だからである。

しかし政治的に微妙な関係の国とか、ほとんど交流がない超マニアックな国、観光以外でかなり長い期間滞在する場合にビザを取る必要がでてくる。

ビザはその渡航先の国の領事館で発行してもらえる。 東京になら大体の国の領事館が全部あるだろう。

このへんのビザ関係の資料は 日本国民の査証要件 - Wikipedia に網羅されているのでそれを読むとよい。

ビザが必要なくても、ネット等で事前登録が必要な国もあるので、行く前にそのへんの書類関係を調べておく必要がある。 普通にアメリカとかも事前登録が必要でレアケースではない。

(航空会社から見て) 片道航空券で出国しようとした場合もビザの確認をカウンターで求められる場合もあるので準備には準備を重ねる。

航空券を買う

航空会社から直接か、旅行代理店や Web のサービスで航空券を買う。航空券を買うというか、予約とその料金の支払いをする。

インターネットで 国内・海外ホテル予約・航空券・ツアー | エクスペディア (Expedia) とかで取れば便利に済ますことができる。

ここので示される出発や到着時刻はすべてその現地時間である。時差があることに注意する。

飛行機の航空券は今では、eチケットと呼ばれる予約情報のみになっており、紙の物体としての切符は無い。 予約情報はパスポート情報と紐付けられており、空港にパスポートだけ持っていけば飛行機に乗れるようになっている。

逆にチケットは紙の物体ではなくそのパスポートが示す人間が飛行機に乗るための権利なので転売不可能。

ということでパスポートの情報が非常に重要無意味を持つ。綴りのミスでも飛行機に乗れなくなるので予約時の入力には要注意。

乱暴に言うと、ちゃんとチケットを取ればパスポートさえあれば後は体以外必要ない。

チケットは早く予約すればするほど安くなる傾向があるので、予定が決まったらなるべく早くチケットを買ったほうがよい。 逆にチケットはいつでも好きな日時が買えるわけでなく、あまりにギリギリだと売り切れて目当ての時間が買えなくなることも多い。 電車やバスのように乗車率100%を超えて運行したりしない。

飛行機のチケットは、席の種類、時期、航空会社、路線、によって非常に大きな差があり新幹線のように一定になっていない。ここも注意が必要である。

よく航空会社がキャンペーンを行っており、搭乗できる期間が限定ながら非常に格安になる場合があるので、それを狙うのもうまいやり方である。

予約情報を印刷する

前述の通りチケットは予約情報になっていて、紙の物体としてのチケットは存在しないのだが、その予約情報を印刷した紙を空港に持っていくと、 何かとことがスムーズに運ぶので、往路と復路、全旅程分の予約情報を紙に印刷していくとヨイ。

大体のネットのサービスにおいて、この予約情報を印刷するための専用のページが用意されているのでそれを印刷スベシ。

荷物の準備

飛行機のいうのは乗せられるモノの種類、その量も決まっていて、これが厳しいので事前に必ずチェックして荷造りしたほうがよい。 必要なモノを適当に持っていってOKなわけではない。

何が持ち込めないかはほぼ全世界全空港共通で決まっており、そのサイズや重さは航空会社ごとにバラバラである。 さらにそれが、預ける荷物と、座席に持ち込む荷物でも違っている。

大手航空会社は比較的余裕があり緩く、LCC はキロ単位で厳しい傾向がある。 このへんは航空会社のサイトに詳しく載っているので読んでそれを守る必要がある。

基本的に危険物や動植物(生死を問わず)はダメである。

常識の範囲内でさらに控えめにしておくことがポイントである。 ギリギリのサイズやギリギリの重さ判断が難しいモノは持っていかないようにしたほうがよい。

ダメと判断されたらダメなのである、飛行機に乗らないか、その場で捨てるか、揉めて「馬鹿が居るな」と白い目で見られるかである。

あとは日本はOKでも渡航先の国に持ち込めるかというモノもある。 よくあるのはエロ本とかである。日本はユルユルだが、お固い国では持ち込みNGの場合もある。 あとは箱入りの新品の電化製品とかも持ち込む際に税金などを取られる可能性もある。 いろいろあるのである。

機内持ち込み手荷物

これは、自分の体と一緒に機内に持ち込むモノである。大体小さめのデイバッグやキャリーケース、にハンドバッグ1個ぐらいが目安である。

対飛行機持ち込み用に最初から設計されているバッグ(45リットル前後が多い)が「キャリーオン」という名前がつけられて各メーカーから発売されているのでこれを使うのがよいだろう。

預けることができず手荷物で絶対に機内に持ち込まないといけないのがバッテリーやノートパソコンである。 特に日本のように超真面目な国とか、中国のような常識が通用しないような客が多い国の航空会社は非常に厳しく、 デジカメの中に入っているあの小さいバッテリー1個ですら預けることができない。

ナイフ等の刃物はどんなに刃が小さくても持ち込むことはできない。眉毛を整えるぐらいのハサミならば問題無い場合がある。 ナイフっぽいモノもダメである。ペーパーナイフとかスイスアーミーナイフのナイフレス版とかそういう疑わしきものもダメ。

100ml 以上の容器に入った液体も無理。小分けの化粧品等は大丈夫である。

大手航空会社では目安程度の荷物ならチラッと見て終了、大きさ重さに関してはチェックされることはあまりない。LCC の場合は大きさや重さに関して必ずチェックされる。 LCC だと全体で 7kg - 10kg としているところが多い。 大体カバンの重量が 1kg - 2.5kg ぐらいあるので、正味としては 5kg - 7kg ぐらいになるとは思う。 5日間ぐらいの旅行の荷物となるとギリギリぐらいの重さになる。

なので LCC で全部手荷物派になるなら、荷物を結構軽量化する必要がある。

機内持ち込みの手荷物の大きさ重さは後述する航空会社の各チェックインカウンターでチェックされ、 中身に関しては出国手続きの後に空港で統一的に行われる。

預け入れ荷物

手荷物ではなく、飛行機の貨物室に入れて運ぶ荷物が預け入れ荷物となる。 手荷物よりもサイズ重さ、種類が若干緩和されるが、それでもそれなりにチェックされる。 結構な量の液体とか、刃物も預け入れ荷物なら大丈夫である。 逆に、バッテリーはダメである。

大きさも大きめのスーツケースが2個ぐらいまでいけ、合計は 20kg - 30kg ぐらいになっていることが多い。 このへんも航空会社によって違うのでサイトを参照しておいたほうがよい。 大体人間一人で持ち歩いて行動できる限界の量なので、これはよほど何か特別なモノを運ばない限りオーバーしないと思われる。

LCC の場合は荷物の預け入れはサービスに含まれておらず有料になることが多い。

ルールと言うより状況の関係であまり預けないほうがいいものもある

貨物室は気圧に関しては与圧されていて地上との変動は少ないが地上とまったく同じがキープされないモノと思ったほうがヨイ。

そして温度変動はかなりあり(外気温は氷点下50度とかの世界)常温付近ではあるが10度前後の変動があるようだ。 そして当然積み込みや輸送の際に振動が起こる。 なので精密機械や温度変化に弱いもの、加圧されているものなどは預けないほうがよい。

また荷物はぶん投げたりして結構雑に扱われるのが普通でコワレモノは厳しいし、 一定の確率で紛失するので貴重品も入れないほうがよい。

そもそも、空港についてから荷物が出てくるまで30分ぐらいはかかるので、そのピックアップを待つのがウザいとか。

できるなら荷物は預けないほうがよい。

空港に行く

予約した搭乗の日になったら、空港へ行く。 必ず指定した空港に行く必要がある。

大体の都市はメインの空港が1箇所なのだが、東京のようにデカイ都市になると、成田空港と羽田空港のように2つあったりして、それがさらにすごく離れているというこtもあるので、ここは確実にチェック。 自分で間違えるのもアウトだし、交通機関を間違えるのもアウトである。

飛行機に乗るまでというのは、非常に手間がかかり、普通に新幹線に乗るように乗ることはできない。 その事前手続き作業のために出発時刻の2時間前までには空港につきたい。30分前なら、もう搭乗は不可能と思ったほうがよい。 航空会社によってはギリギリねじ込んでくれるかもしれんが、周りから白い目で見られる。

なれたら空港到着20分前で飛行機に乗れるなんて言っているサイトもあるが、甘すぎる。絶対に乗れないので参考にしないほうがよい。

予約した飛行機の出発時刻は本当に飛行機がターミナルから離れる時間で、それが現地時間で表記されている。

空港に行く(ターミナル)

またもややこしいことがあるのが、ターミナルである。 空港はいくつかの建物で構成されていることがあり、使う航空会社、国際線国内線によってこの建物、所謂ターミナルがわかれているのである。

航空会社ごとにこのターミナルが分かれていることがおおく、なので自分の使う航空会社の該当のターミナルに向かう必要がある。

大体においてターミナルは相互にシャトルバスや電車らしき何かの乗り物、もしくは徒歩によって相互に移動可能になっていて、 間違えたら移動すればよい。徒歩で移動できるような距離の空港もあるが結構つらいと思ったほうが良い。

成田なら電車で向かって空港第1ビル駅というのが第1ターミナルの場所になり、空港第2ビル駅というのが第2と第3ターミナルとなる。ホントこの名前つけたやつは馬鹿なんだと思う。わかりにくい。

フラッグキャリアと呼ばれるような大手航空会社はより近く広いターミナルの傾向があり、LCCと呼ばれるような激安航空会社はより遠く不便なターミナルになっていることが多い。

航空券の値段の差がこういうところにも現れる。

成田空港で第3ターミナルに行くには第2ターミナルからさらに徒歩で 1km ほど歩く必要があり、こういうところでも時間や体力を消耗するのである。 飛行機は厳しいのである。

搭乗手続きを行う

自分の買ったチケットの航空会社があるターミナルまできたら搭乗手続きを行う。別名チェックイン。 ここで本当の搭乗券(切符的な紙)を発行してもらう。この切符はチェックインした人間が確実に飛行機に乗るかどうかをチェックするモノであり、切符ではない。

ターミナルでもその搭乗手続きをするカウンターはさらに航空会社ごとにわかれており、そこに行って手続きをする必要がある。 ターミナルの何処がどの航空会社かは、ターミナルの入り口付近に必ずそれを示すモニターがあるのでそこを見る。 大体2時間前ならどの便でもチェックイン可能なはずである。

この各航空会社のチェックインカウンターもさらに複数あり。ビジネスクラスとエコノミーで別れている場合が多い。 当然ビジネスクラスは順番など並ばないでスムーズにチェックインでき、エコノミーはクソ長い順番を待つ必要がある。

飛行機とは国や人種、貧富で露骨に差別される現実世界である。 差別はいけないという建前であるが、やはり「中東系」の人のセキュリティチェックは厳しいし、中国人は大声でカウンターで揉める航空会社にとって問題のある客なのである。

とういうことでつまり日本人は有利なので順番をついている間に日本人パスポートをちらつかせると優先的に通してもらったりするのだ。こういう技もあるのを覚えておこう。特に日系の航空会社は露骨に優遇してくれたりする。

順番に並び、自分で印刷した予約情報が書かれた紙とパスポートを持って搭乗予定の航空会社の搭乗手続きカウンターへ。 ここで搭乗券が発行してもらえる。これは物体としての紙でもらえる。

このタイミングで座席の位置がわかる。 ここで座席を通路側か窓側か指定できたりする可能性があるのでやっておいたほうがよい。 大体の飛行機は席が3列になっていて、真ん中の席に長時間座るのは正直きついので、壁によしかかれる窓側か、 通路に体を出せる通路側かを選択するとよい。

わからなければ成り行きにまかせておけばよい。勝手に席を決めてくれる。 ここでも遅く行くと、待っているのは真ん中の最悪席であることが多い。

何も問題なければここで特に会話する必要は無い。 ここで聞かれるのは預け入れ荷物にバッテリーや精密機械とか入ってないかとかぐらいである。

預け入れ荷物があるなら、ここで計量して、預けることになる。 預けると荷物にタグ(短冊状のシール)を付けられて、その預り証を貰える。 これは基本的に何も起きなければ使わないのだが問題が起こったときに無いとどうしようもなくなるので目的地についてピックアップするまで、もっておく必要がある。

預けてから15分ほど、裏で荷物の内容チェックがあるので近くで適当に待つ。 問題がなければ別に何か立ち会ったりする必要はないが、問題があるなら呼び出されて対応する必要がある。

こういうのが面倒なので事前に荷造りを完璧にしておいたほうがよい

タイミングや時間帯によって、この搭乗手続きというのが死ぬほど時間がかかったりする。 1時間ぐらいは平気でかかったりする。なので早め早めの行動である。

搭乗手続きを行う(機械編)

搭乗手続きを簡素化、ローコスト化でこの搭乗手続自体を自分でやる場合もある。

その場合ターミナルに行くとカウンターはあるのだが狭くて、その変わり操作画面がついた機械がズラズラ並んでいる場合がある。 それが搭乗手続きのマシーンである。

そこに予約番号やQRを読ませ、その後にパスポートの顔写真のページを読ませると搭乗券を発券してもらえる。 預け入れ荷物があるならその選択肢を選ぶと、タグも発行してもらえるので、指示に従ってタグを荷物に付ける。

その荷物を専用のカウンターにもっていくと預け入れることになる。

もし使い方がわからんとか機械がうまく動かないという場合でもカウンターに行けば発券してもらえるので心配しなくてよい。

ここでもらえる搭乗券というのはレシートみたいなペラペラの紙ペラになる。

航空会社によってはオンラインチェックインとか言って、インターネットで自分で好きな席を指定してプレ搭乗手続きみたいなことができる。 だがここで一番後ろの通路側とか、一番前の非常口付近とかトイレ付近の通路側とか極端な席を指定してはいけない。 このへんの席は座りたいと後でゴネる客とか、体に障害があるとか、病気の人のためとかに確保されることが多いので、 オンラインチェックインしても搭乗直前に強制変更されたりする・・・と自分は思っている。

飯喰ってトイレ

搭乗手続きをして安心したところで、腹に何か入れて内蔵を動かしてトイレにも行っておく。

機内のトイレは激戦なので極力使いたくない。

乗る前に出しておけ。あと空腹で乗り物に乗ると酔いやすくなるので軽く食っておいたほうがいい。

どこの国でも大体空港のトイレはその国の最高の近代化レベルのトイレになっている。 なので、空港のトイレが最悪の国は、そこからずっと最悪レベルのトイレを覚悟しておいたほうがよい。

空港を楽しむ

空港は結構うまい飯屋があったり、便利な旅行グッズとかが売ってるので迷わない程度にぐるりと回って楽しむとよい。・・・というのはほぼ日本限定で海外の適当な空港はそんなもん無い。

出国へ

おそらく「出発」と書かれているところへ向かい、手荷物検査して、出国手続きとなる。 この順番ややり方は国や空港によって違う。

空港によってはあからさまにオープンになっていて混雑さがわかる場所もあるし、 チェックインカウンターと完全に別になっていてわからない空港もある。

なのでこれも早め早めの行動をしておいたほうがよい。普通にこの出国のプロセスが1時間とかかかる場合もある。

出国手続きから手荷物の場合もあるし、手荷物検査して出国の場合もある。この手荷物もまとめて1箇所でやる空港もあるし、 搭乗ゲート直前でやる空港もある。1回だけでなく何度も検査する空港もある。

しかしこの2つは必ずやるのでやる必要がある

ここに一旦入ってしまったら、もう後戻りできないし、ここから飛行機に実際に乗るまでがまた結構かかるので、1時間前にはこの処理を終えたい。 ここからの処理は航空会社関係なく統一的に進んでいく。

出国手続き

やたら広いガラーンとした部屋に窓口がズラーッと並んでいる場所に出る。 これはおそらく何かの規定があるのだと思う、国際空港と言われる場所はほぼどこでも無駄に広い部屋に 大量の窓口が並んでいる同じようなレイアウトになっている。

そこで並ぶ。この部屋全部が大体撮影禁止になっているのではしゃいでカメラでバシバシやってはダメである。

これが所謂イミグレというやつで、この人間を国外に出してよいのかをチェックする場所である。 日本人が日本から普通に外国に出る分にはほぼ何もない。「こんちわー」って感じでおしまい。 ほんと一瞬で終わる。 帽子とメガネをしてるなら外す。 パスポートのページに出国スタンプを押される。終了。

日本人が日本だけでなく、どの国でも出国に関してはゆるい傾向がある。 ここもいろいろあって、顔写真を取られたり、指紋を取られたりもする場合もある。 もう、出てく分にはもう知らんという感じで、機械でパスポート読み取って終わりという空港もある。

手荷物検査、セキュリティチェック

お馴染みのゲートをくぐってピンポーンって鳴る所。

ここで、手荷物と体のチェックを行う

ここで引っかかるととにかくウザイので持ち物はここで引っかからないように事前に準備しておく。 何か一つでもひっかかると、荷物全チェックとかになってかなり面倒。

怪しくないように、完全に白だけどグレーに思われるようなものも持って行かない。

特に身体チェックはウザいので、携帯やら鍵とかの金属、コインは全部手荷物側に予めつっこんでしまって、 体は金属無し状態にしておくとよい。

ジャケット、帽子、場合によっては靴も脱げと言われる。

そしてパソコンは、カバンから出してカバーも外してそれ単独でチェックされる必要がある。 出さないといけないのでカバンの出しやすい場所に入れておく必要がある。

ここだけは何度やっても緊張する瞬間。

この部分はテロとかの関係も安全に関わるところなのでどの国でも厳しいので文句言わずに素直に従う必要がある。 アメリカなんかはテロを非常に警戒しているのでものすごい厳しい。 少しでも怪しかったら、警察犬がきたりとか爆弾反応チェックをしたりとか普通である。

空港で揉めたり、ジョークで、例え実際には違ったとしても危険人物として警察に拘束されたりする。 たまにSNSでテロや爆弾をほのめかすジョークを言ったりして空港で拘束されるやつがいたりするのはそれである。

免税店を眺める

出国手続きが終わったということは、もう出国してしまっているということになる。 つまり、手続きが終わった後の空間というのは日本であって、日本でないよくわからないことになっていて、 そこで税がかからないということで、モノが安く買えるという所である。

その馬鹿用の3本柱が、高い酒、タバコ、香水で、高い酒は飲まない、タバコ吸わない、香水興味ないの自分にとってはどうでもよい空間である。 もう日本人はこういうわかりやすい買い物で満足はできないようになってしまっているということだ。

よいのは、セキュリティチェックがもう終わっているので、ここで買ったものは手荷物として機内に持ちこむことが出来る。 食べ物とかも売っているのでここで買ってもよいかもしれん

しかし、乗り継ぎがある場合は再び手荷物チェックがある空港もあり、そこで液体類は没収されるのでそういう罠も考える必要がある。

搭乗ゲートへ向かう

搭乗券に記載されている搭乗ゲートに向かう。まず、便名とゲートを搭乗券以外の掲示板的なモノで確認する。 どの空港にもそれを表示しているモニターがあるはずである。 このゲートも出発直前で変更になったりするので行ったゲートに目的の航空会社がなくても便名を確認して別のゲートを探そう。

大体出発の30分前ぐらいには搭乗開始なのではあるが、ギリギリではなくこれも余裕をもってゲートに向かおう。

なぜなら空港という施設はとにかくデカイので空港や便によってはこのゲートが死ぬほど遠かったりするのだ。

ゲートが出国審査した建物と別になっていて、バスみたいなもので移動する必要があったり、そもそも1個の建物が巨大でどんだけ歩いても目的のゲートにつかないような空港もある。

香港国際空港とかはデカすぎて、1直線のコンコースにゲートがずらーと並んでいるだけなのだが、 でかすぎてその最後のゲートが見えないぐらいのデカい。

とにかくゲートは思っているよりも全然遠いので早めにいったほうがよい。

ゲートにつくとおそらく航空会社と便名がそこに掲げられているので、その周辺のベンチとかで座って待つことになる。

ここでも航空会社の差があって、LCC のゲートは大体空港の端に位置していることが多い。

乗る

搭乗時間になったら、航空会社の係員がゲートに来て、搭乗券を確認して搭乗となる。 チェックインしたのに搭乗しないというのは飛行機の運行上非常に問題になるので、なんらかの理由で搭乗できなくなったならすばやく航空会社の係員に連絡する必要がある。

ここでもファーストクラスやビジネスクラス優先である。金がモノを言う世界。

ゲートからボーディングブリッジという通路を通って飛行機に乗り込むのが普通だが、空港やゲートによっては、そこからさらにバスに乗り込んで飛行機まで移動する場合もある。

飛行機に乗り込んだら、座席まで移動して、手荷物を頭上の棚に収納する。 小さい荷物なら前の席の下に押し込むとよい。

座ってシートベルトを締める。

座席をリクライニングさせたり、窓を閉めたりしてはいけない。離陸して安定飛行状態になるまでは窓は全開、リクライニングしてはいけないのがルール。

ここで携帯電話を機内モードにしておこう。

離陸

状況によるかもしれんが、乗ってから離陸までが結構長い、30分ぐらいは普通にかかる。1時間以上かかる場合もある。

恐れることもなく離陸する。

飲み物サービスと機内食

飛行機に乗ると何故かついてくる謎の儀式。

私はいつもコーラを注文。あるならば缶を希望する。

機内食は大体あんまり美味しくないのでメインだけ軽くつついて終了。 ここで使う会話は、「ビーフ、チキン、フィッシュ」ぐらいである。 LCC はこういうの全部有料なのでほっとく。

仕事でないなら料理は現地のもっとウマいモノを食おう。

飛行中

映画とか見れる場合があるので興味があるなら暇つぶしに見ておこう。

この間に入国カードとかが配られて書く時間があるのでボールペンを持ち込んでおくと良い。

現地で使える SIM への交換もこのタイミングでやっておけばいいだろう。

着陸

大体到着30分前ぐらいになると着陸態勢に入るので、リクリライニングを戻して、窓を開けることになる。

このときが飛行機が一番不安定になるので結構グワングワン揺れる。 こういうもんだと思っておこう。

無事着陸する

到着

搭乗と同じく、ボーディングブリッジで降りたり、タラップで降りて、バスに乗り込むというパターンもある。 とにかくこれで目的の空港に到着である。

入国カードを

国によって必要だったりなかったりするが、入国に際しその滞在先情報などを書いた紙を提出しないといけない場合がある。 機内で配られるか、入国審査の前になにかテーブルがあったりするのでそこで書く。

書く内容はどの国でもほぼ定形で、パスポート情報と使った航空便の情報、滞在先情報と犯罪に関する質問である。 滞在先情報はホテルの住所を書いておけばよく、犯罪に関する質問は1つでも Yes があったらヤバイものばっかりなので、基本的に全部 No で OK である。

この紙を書くためにボールペンを1個持っておくとよい。

国によってはこれに半券がついていて出国の際に必要になる場合もあるのでなくさないでおこう。

入国審査

流れに従って通路を進むと出国審査と同じような感じで入国審査がある。

ガランとしたやたら広い部屋に外国人向けと、自国向けのカウンターがわかれていることがほとんどなので、外国人向けに並ぶ。 これが結構混雑していることが多く時間がかかる。

並び方にはコツがあって、最強パスポートランキングの上位20ぐらいの国の人間が多い列に並ぶと早く進む傾向がある。

順位 ビザなしOK国数
1 日本 180
1 シンガポール 180
2 ドイツ 179
3 デンマーク 178
3 フィンランド 178
3 フランス 178
3 イタリア 178
3 スウェーデン 178
3 スペイン 178
3 韓国 178
4 ノルウェー 177
4 イギリス 177
4 オーストリア 177
4 ルクセンブルク 177
4 オランダ 177
4 ポルトガル 177
5 スイス 176
5 アイルランド 176
5 アメリカ 176
5 カナダ 176

かといっても国籍がわかるわけでないので、つまり、日本人っぽい人か白人が多く並んでいる列を選ぶとよい。 日本人は大体格好が小奇麗なので直ぐにわかる、白人も見た目で直ぐにわかる。 あとは家族連れは無茶苦茶やらない傾向があるので家族の後ろに並ぶのもウマイ方法になる。

差別はよくないとかそういうモノでなく、飛行機の旅行というのはこういう「現実」がモロに出る。

差別はよくないとかそういうモノでなく、現実として、アラブ系、アフリカ系、中国人、が多い列は入国審査に時間がかかるのである。 差別はよくないとかそういうモノでなく、現実としてこれらの人たちが空港や国内で問題を起こす確率が高いという目で入国審査の人間も見ているのである。極端な例ではあるが、日本に帰国したときの入国審査を見れば直ぐにわかる。日本人の日本への入国審査はトータルで数分で終わる場合が多いが、外国人用の列はクソ長く、1時間2時間はざらにかかるのである。こういう考え方が嫌いならば、金払ってファーストクラスに乗ればいい。

チケットもエコノミーに比べてファーストクラスの人間は明らかに優遇される。 差別ではなく、金を持ってるのが偉く、貧乏人は貧乏人であることを思い知らされる現実になっている。

ファーストクラスの料金というのはエコノミーの10倍以上で、どうにもサービスの対価としてはおかしいぐらいの値付けになっている。 本当の金持ちだけ乗って下さい、貧乏人は乗るなという意思表示付きのチケットなのだ。

貧乏人はチェックインの列に(長ければ1時間以上)ならんで、固いベンチで長い時間待って、菓子パン食って、搭乗も後回し、ギューギューの席に座ってフライト、便所は取り合い、これが現実なのである。

いろいろな厳しさを体験できるのも「旅」である。

列に並んで自分の番を待つ。 出国と同様に、このエリアの前後は撮影禁止になっていることが多い。 子連れ家族でなければ審査は一人ずつである。

審査自体は、「観光ですか?」ぐらいしか聞かれないことがほとんどである。 アメリカとかだとフレンドリーになにやらべらべら喋ってくることもけっこうある。

とにかく観光なんだから観光ですと言って入ればヨイ

預け入れ荷物のピックアップ

出国審査を抜けると預け入れ荷物のピックアップになる。 近くのモニターに便名とそれに対応するベルトコンベアーの番号が出ていると思うので、それを確認してそのベルトコンベアーに向かう

そこで、自分の荷物が出てくるのを待って、ピックアップする。

どういう経緯でそうなっているのかはわからないが、このピックアップには基本的になんの確認も無い。 預り証は持っているが、それを確認する人も誰もいない。単に自分の荷物をもっていけばよい。

このへんの荷物の扱いが非常に雑である。

最終荷物検査

これはある国とない国があるが、ある場合がある。 この場合は危険物ではなく、関税に関するモノのチェックになる。 質問だけで終了の場合もあるし、X線で確認される場合もある。国による。

箱入りの新品 iPhone を10個ほど持ちこもうとすると、ここでコレは何だねと止められるわけである。

ここが終わればはれて目的地到着である。

乗り換え(乗り継ぎ、トランジット)

乗り換えのパターンの説明。

違う航空会社を使っての連続乗り継ぎは難易度が高いのでまずやめたほうがよい。 日比谷線から丸の内線に乗り継ぐののとはわけが違う。

おそらく乗り継ぎの場合は同一の航空会社を使ってチケットを取るのが普通である。 最終目的地は決まっているが、直行便が無いので仕方なく乗り継ぎというパターン。

この場合最初の空港のチェックインカウンターで搭乗券を2枚もらえるのが普通。 荷物を預ける際はこれが最終目的地までワンストップで届くか確認したほうがよい。

経由地に到着し、直行便ならば飛行機を降りたら入国審査のほうに向かうが、乗り継ぎは別のルートがある。

日本ではよくトランジットと言っているが、空港では Transfer と表記されていることが多い気がする。そっちの指示の方向へ向かう。 乗り継ぎが複雑な空港の場合航空会社の係員が先導してくれることもあるので、そこについていく。

楽ちんな空港の場合はそのまままた搭乗しておしまい。

しかし、そうじゃない場合は大変になったりする。

ここで、手荷物検査をもう一度するパターンがある。 これがあると、免税エリアで買った液体が没収されたりする。

これはまだよいほうで、面倒なのは一度入国しないといけないパターン。 当然入国審査もやる必要がある、そして空港の中をよくわからず移動する。 出国してしまうわけだから当然そこから先は普通の空港なわけで、乗り換えみたいなルートは無い。 無いのでよくわからん係員の指示に従ったりするしかない。

これは空港や航空会社によって違うのでわからなくなったら即聞いたほうがよい。 便名を見せれば言葉なんぞわからなくてもなんとか教えてもらえる。

さらに最悪パターンはここで荷物のピックアップが必要になる場合。 国際線国内線乗り継ぎの場合はこのパターン多い。

当然またチェックイン的な作業が必要になり、出国審査とかもやる必要がでてくる。

ということで乗り換えはいろいろ大変なのである。

乗り換えだったとしても搭乗する手間は変わらないので、時間もそれなりにかかるので、ギリギリだと思って行動したほうがよい。 乗り換え1時間とあったら、本当にギリギリだと思ったほうがヨイ。

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travel/how_to_ride_a_plane.txt · 最終更新: 2020-06-09 10:46 by ore