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書いてる野郎
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模型用の塗料はいくつかの種類がありその特性によって使い分ける必要がある。
商品としては Mr.カラー やタミヤのスプレー缶がこのラッカー系塗料にあたる。
皮膜が強力で硬く、耐久性が高い。乾燥が早い。しかし強力なということはその溶剤が強力な必要があり、塗装時に下地の塗料を侵しやすい。 なので下地に使うのはよい。
乾燥が早いということは溶剤の揮発が早く、さらに臭い。 いわゆる強烈な有機溶剤のシンナー臭がするので、使用環境に気を使う必要がある。
商品としていろいろ出回っているモノ。 基本的に完成後の性能よりも塗装過程での扱いの容易さを重視しているような商品展開になっているものが多い。
乾燥前なら水で洗えるというのが一番の特徴となる。
水で洗えるのでエアブラシと相性がよい。
塗装の伸びがよく、発色もいい。
しかし伸びがよいということはラッカー系とは逆に乾燥が遅い。 皮膜が弱く、厚塗りした場合指で触ると凹むほど弱い。
溶剤がプラスチック(PS樹脂)に浸透してパーツの強度を落とす。 プラスチックはそもそも強度が低いが、 スナップキットやネジ止め部があるような機械的な圧力によってパーツを保持している部分がこの強度劣化によって破損する可能性がある。
特徴としては、とにかく永久に乾燥しないんだろうかと思うような乾燥時間の長さ。 なので乗っかっている塗装の上でさらに色を重ねて表現していくような絵画的表現に向く。