Sony Ericsson Xperia mini(ST15i)/root化(ICS編)

Sony Ericsson Xperia mini(ST15i)/root化(ICS編)

Sony Ericsson Xperia mini(ST15i)/root化(GB編)でrootを奪取して使っていたのだが、 なんか適当にPC Companionで4.0.4にあげてしまったらrootを剥奪されてしまってムカついて放置していたが、重い腰を上げて再びroot奪取したメモ

作業環境

Macホスト上のVMで動くAndroid開発環境を整えたWindows XP(adbコマンドが使いたい)

4.1.B.0.587状態からのroot奪取

[GUIDE][JAN-22-2013] Rooting 4.1.B.0.587 ICS ST15i without downgrade for Stock kernel - xda-developers

ここを参考にやった。 詳細なことはよくわからんが、やり口として・・・

  • Anddoidのシステム全体の主要な部分にkernelとloaderという部分があるらしく、こいつをまず穴があるXperia Rayのものに入れ替える
  • 穴を突いてシステムにroot取得用の仕組みをぶち込んでroot化する
  • kernelとloaderをXperia mini のものに戻す

ということらしい。では行ってみよう。

穴ありのkernelとloaderの書き換え

Flashtoolのインストール

書き換えのためのツールであるFlashtoolをインストールする。

ますflashtoolを取ってくるhttp://androxyde.github.com/Flashtool/

今回Windows版0.9.11を使用。こいつが制限がかかっているうえにクソデカイのでダウンロードにかなり時間がかかる。気長に待つ

インストーラーなのでインストール

ST18i(Xperia Ray)のkernelとloaderを入手

これはftfという1個ファイルで提供されている。

参考のサイトのリンクからダウンロードした。

ダウンロードしたらFlashtoolのインストールされたフォルダの中のfirmwaresというフォルダにコピーする

kernelとloaderの書き換え

Flashtoolを起動。電源が入っているST15iをPCへ接続。Flashtool側で認識されていることを確認。

雷のボタンがあるので押す。FlashModeを選択。左側の選択肢からRayを使ってFlashボタン。

ダイアログが開いて

  • 本体からプラグを抜け
  • 電源を切れ
  • 戻るボタンを押しながらプラグを刺せ

という指示が出る

おもいっきりbackって書いてあるけどこれはトラップで実際はdown。

なのでST15iを引きぬいて電源OFF、ボリュームダウンボタンを押しながら接続。これでkernelとloaderが書き換わる。 電源が切れた状態になるので本体を引きぬく。

rootを奪取

穴ありkernelで起動

再び電源長押しで起動する。正確には起動しない。kernel, loaderと実際のシステム全体が合っていないためちゃんと起動しない。 画面が真っ黒でバックライトの光の加減で電源が入っていることがわかるぐらい。

しかし裏では起動しているらしく、この起動を待つ。参考のサイトでは2分ぐらいと指示されていた。

穴を突いてrootを奪取

参考サイトの指示どおり、root奪取ツールをダウンロードして解凍しておく。

正確に起動していない本体をPCに接続。正確に起動してなくても認識はされるらしく、接続されていることを確認。

root奪取ツールのrunme.batを実行する。 イロイロやってくれて、再起動を何回か自動的に行う。

これでrootが奪取された。

このroot奪取ツールを実行した後は端末の認識に問題が出るのでWindowsを再起動したほうが良いかも

奪取できたのだがkernelとloaderがズレているのでちゃんと起動しないのはそのまま

kernelとloaderを元に戻す

kernelとloaderを用意

参考サイトのリンクからST15iの最新のkernelとloaderをダウンロードする。ST18iの時と同じで1個のファイルで提供されている。

もう一個のファイルにFirmwareとあるやつがあるが、これはシステム全体なので必要ない。

ST18iの場合と同様farmwaresフォルダにコピーしておく

元に戻す

穴ありの場合とやり方は同じでFlashtoolを使い、今度は左の一覧からST15iを指定してFlashする。

やり方が違うのはちゃんと起動してないので電源をoffにできないw。 なので電池を外して無理やり電源を切る。ボリュームダウンで接続。

これで元に戻ったので普通に起動するようになる。

確認

起動させて接続。

> adb shell

で中に入る

$ su

でプロンプトが

#

に変わったらroot化が成功!

実は一回やっただけだったらうまく行かなくて2回目で成功した。 なんなんだろう?よくわからん。

フォント変更

さらば中華フォントということで・・・GBと若干やり方が違う

適当にフォントを入手する。モトヤフォントが手に入れやすいだろう。 まずフォントを送り込むまではSony Ericsson Xperia mini(ST15i)/root化(GB編)の手順でOK

ここから更に設定ファイルを書いてやる必要がある。

対象のファイルは

/system/etc/fallback_fonts.xml

なので、PC側へとってくる

> adb pull /system/etc/fallback_fonts.xml fallback_fonts.xml

中に追記する

    <family>
        <fileset>
            <file>DroidSansJapanese.ttf</file>
        </fileset>
    </family>

順番的には一番上

送り込む

> adb shell
$ su
# mount -oremount,rw /dev/block/mtdblock0 /system
# chmod 777 /system/etc

しておいて、別のコマンドプロンプトでドン

> adb push fallback_fonts.xml /system/etc/

ST15iを引きぬいて再起動で反映。

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phone/sony/sony_ericsson_xperia_mini_st15i/rooted_ics.txt · 最終更新: 2018-11-29 10:17 by ore