HTC EVO 3D/カメラ

auのISW12HTのカメラに関してのメモ

バージョンと製造年月日

2011-10-24

カメラの設定

この機種は3Dカメラだが普通にカメラが気に食わないので設定でなんとかカバーする。設定はカメラアプリのメニューから変えることができる

  • デフォルトで画像サイズが16:9のワイドの変形サイズになっているのでチェックを外して4:3にする
  • 画質が暗くて飯を取ると不味く映るので露出と彩度を+1しておく
  • 5Mはサイズがデカイので3Mにサイズにしておく
  • オートフォーカスオフ(シャッターのロングタップでオートフォーカスしてくれる)

この設定でかなりうつりがましになると思う

画像の解像度

settingssize
4:3 5M 2560×1920
4:3 3M 2048×1536

カメラのフォーカス音とシャッター音を消す

非rootバージョン

いろいろ調べるとHTCの端末は着信音とかシステムボリュームとかマナーモードとかのパラメータをいじると消えるらしいということがわかってきた。EVO 3Dで完全に消したという事例がなかったのでちょっとパラメータを探ってみた。

結果としてEVO 3Dは

  • カメラ起動前が通常モードである
  • カメラ起動中である
  • 起動中に着信音をゼロ(サイレントでは無い)にする
  • 起動中にサイレントモードにする
  • タッチパネル内のシャッターで撮る(ハードウェアボタンじゃない)

という条件でフォーカス音とシャッター音が消えることがわかった。

これはどのように操作するかというとカメラ起動中にホームボタンを長押ししてアプリ切り替えの画面を出しておいてボリュームキーで操作するというトリッキーな技を使う。

しかしそんなことをしなくても裏で自動的に操作してくれるアプリがあるのでこいつを活用する。 taskerというAndroidの各種イベントに動作をフックするアプリを使って、カメラアプリの起動イベントに着信音(Ringer Voluem)をゼロにするという動作と、サイレントモード(Silent Mode)にするという動作を引っ掛けることにした。

結果あのウザイシャッター音とフォーカス音がなくなって気持ちよくなった。

rootバージョン

EVOのrootは比較的簡単に取れるので、さっさとやってrootバージョンで無音化したほうが確実。 非rootバージョンは若干不安定でたまに音がなってしまったりするから。

当然ながらroot化する。簡単なので→HTC EVO 3D/一時的にrootを奪取するを参考にして取るといい。

標準カメラの設定に関するファイルは

/data/data/com.android.camera/shared_prefs/com.android.camera_preferences.xml

にあるので、こいつをまず取ってくる。

adb pull /data/data/com.android.camera/shared_prefs/com.android.camera_preferences.xml ./

そしてそのファイルをPC側で開いて

<boolean name="pref_play_shutter_sound" value="true" />

の行を

<boolean name="pref_play_shutter_sound" value="false" />

のように書き換える。

変更したファイルを再びAndroid送り込む

adb push ./com.android.camera_preferences.xml /data/data/com.android.camera/shared_prefs/com.android.camera_preferences.xml

再起動して完了。

EVO自体には設定項目が増えるわけではないのだが、しっかり無音化される。

注意としては、silentモードにした場合に多分設定が別に切り替わってしまうようで、逆に音が出るという動きになってしまう。 なんとかしよう・・・

カメラのベスト操作方法

  • 設定でオートフォーカスをオフ
  • タッチパネルのシャッターボタンを長押しでオートフォーカス発動
  • そのままシャッターが切れて画像が保存されたことが確認できるまで押しっぱなし

ハードウェアのシャッターボタンを使ったり、自動オートフォーカスからのタップでのシャッターで取ると絶対に手ぶれする。

カメラのレンズの特性

EVO 3Dのカメラは最近の携帯のカメラのわりには若干望遠寄りのレンズが付いている。

携帯カメラはスペースの関係で光学望遠ができないので、普通、人間が被写体に近づいたり離れたりして写りを調整する。この場合は広角寄りのほうが使い勝手がいい(寄る方は限界が無いが引く方には室内とかでは限界がある)わけ。だから最近のコンデジ系は全部広角性能を強調してる。

この点でEVO 3Dのカメラは望遠なのでちょっと使いにくい

じゃあなんでEVO 3Dは望遠なのか。これはおそらく3Dで撮る場合の歪みのギリギリ限界設定なのだろう。広角寄りにするとレンズの中心から外れた部分の被写体形状の歪み(樽型に)が大きくなってしまう。3Dの場合は2台同時に使い画像を重ね合わせるので、できるだけ歪みが少ないほうが違和感の無い写真になる。その答えとしてのこのレンズなのだろう。しょうがない。

でもな・・・胸の前で構えた感じで定食のお盆の上の飯が全部収まらない・・・残念。

初期設定状態だと、暗くて、ホワイトバランスもちょっとズレてて青っぽく映る。さらにハードウェアのシャッターで撮ると手ぶれが起きてぼやっとした写真になってしまう。飯とか撮るとほんと5世代ぐらい前の携帯カメラみたいなチープでフォーカス甘くて色も悪いマズく見える写真に写る。でもこれは設定と操作方法で回避できるのであまり問題無い

3D写真

たしかに謎の奥行き感がある絵が撮れるのだがどう見てもボヤボヤして気持ちが悪い。カメラと被写体の距離。その撮った3D写真を見るディスプレイと見る人の距離がベストな状態にならないとあまり効果は発揮されないと思う。

日常ではあまり使わないだろう。ちなみに3D写真から2D化することもギャラリーからできる。

実用性は無いが話のネタとしては絶大な効果があるのでそういう意味ではOKなギミック

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phone/htc/htc_evo_3d/camera.txt · 最終更新: 2019-11-21 15:45 by ore