PC/パーツ/CPU

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仕様

ハイパースレッディング

概念としては、処理の順番を最適化して、CPU の利用効率を上げる仕組み。

外部には、実際には1つのコアを複数のコアに錯覚させる。 乱暴に言うと、CPU の特性を若干 GPU に近づけるような仕組みだと思われる。 (GPU はコア数 1000 とかが普通の世界である)

このような仕組みなので、動画のエンコード等の似たような形式のデータを大量に連続で似たような加工をする場合に効果的で、 これのオンオフでパフォーマンスにかなりの差がある。

通常のブラウジング等の小さいデータに対する割り込みイベントが多い処理ではほとんど効果が無い。 ゲームのようにそもそも GPU をバリバリ使うようなアプリでも効果は薄いようだ。

2019年では、CPU 自体がハードウェアとして多コア化していて、よりその効果は少なくなっているように思える。

製品としては Intel の i7 と i5 はこのハイパースレッディングの有無が大きな違いになっている。i5 はハイパースレッディングが無い。

状況によっては i5 の上位モデルが、i7 の下位モデルよりも高性能な場合も普通にあるということである。

pc/parts/cpu/start.txt · 最終更新: 2019-01-29 11:34 by ore