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書いてる野郎
orebike@gmail.com
非常に多種の哺乳瓶が売られているので何を選んでいいかがよくわからないが、なんとなくわかってきたメモ。
サイズであるが、100ml 以下の小さいモノも売っているが、必要ない。 なぜならこのような小さい容量は6ヶ月過ぎると役不足になってしまうからだ。 6ヶ月以内だとしても、このころはそもそも子供自身が手で保持して飲むということはなく親が必ず保持するので、重量やサイズは関係ないのである。サイズが小さいと温度のコントロールが難しいというのもある。
サイズが小さいと、後述する圧力バランスが崩れやすく、思うようにミルクが出にくいというのもある。
ミルトンを使いだしてわかったことだが、小さい樹脂製の瓶は沈めるのが面倒。
吸口に関しては、うちの経験では小さめ柔らかめが受けがよかった。 穴は小さめがよく、一回で大量に流れ込まないモノがよい。
一気に飲めないように想定されたのリストリクターみたいなモノが入っている吸口もあるがほぼ無意味。飲もうと吸えば出てしまう。
最初はそうなのだが、後になってくると流量が減ると「飲めない」と子供がキレて泣くので流量が多いものに交換する。 先端の穴のデカさ形状や穴の数で調整するようになっていて、交換パーツとして別売されている。
吸口はリングによって瓶本体の口に押し付けることで固定される。 瓶の口とリングには結構互換性があって、メーカーが異なっても大きさ似てたら使える場合が多い。 哺乳瓶のキモはこの吸口なので、安い瓶を買って吸口だけ子供が気に入ったものにするという手はある。
吸口からミルクを吸い出すと、内部の空気の量は変わらないのに哺乳瓶の空間は増えてしまうので、哺乳瓶内部が負圧になる。 瓶自体は固いことが多いので、吸口部分の気圧のバランスが外と崩れて、吸口が潰れてミルクが出にくくなってしまう。 それだけでなく、内部が負圧なのでそれ以上の力で吸い込まないとミルクがでなくなる。
このようなことを防ぐために、哺乳瓶には内部に空気を取り込んで圧力バランスを保つための仕組みがだいたいある。 自分の持ってる哺乳瓶だと2種類あって、弁露出型と切り欠き型である。
弁は吸口の裏側についているのだが、弁までの入り口が、吸口面にそのままついている露出型と、切り欠きを通じて脇や押さえるリングの背面に隠れてついているパターンがある。この切り欠きが、潰れたり、水滴でつまったりして動作不良を起こすことが多いので、表面に吸気口が露出しているタイプがよい。
選択肢としてはガラスかプラスチックである。 よほどプラスチックに対して安全上の不信感が無い限り、プラスチックにしておいたほうがよい。 割れるという不安がなくなるほうがメリットが大きいと思う。
とにかく哺乳瓶の洗浄に関してはネットを調べても大量に出てくる。 熱湯、電子レンジ、殺菌灯、と試したが最終的には
ミルトン一択である。手間が減りまくる。
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自分の解釈、納得では・・・
洗浄の目的はなんなのかということ。 それは哺乳瓶の使用時のバイ菌の数を減らすということ。
それにはどうすればいいか。
である。
熱湯や電子レンジはこの初期の数を減らすを主にしている。 初期が少なければ時間あたりに増える速度が緩くなるだろうということだ。
ミルトンはどうだというと、
まず最初に洗剤で洗うことでバイ菌の数を減らす。しかしこの時点では熱湯ほど減ってない。 ミルトンに漬けることでバイ菌の数自体を減らす。熱湯と違ってかなり長い時間漬けるので ミルトン自体にバイ菌を殺す能力自体は低くても効果があると判断。
ミルトンは消毒液の液中にドブ漬けするので、空気中保存しているよりもバイ菌の付着は抑えられると思われる。
バイ菌を殺す液にドブ漬けなのだから、繁殖も当然抑えられる。
つまり、時間方向に運用を伸ばすことによって安全と効果の良いとこ取りができているということ。
熱湯、煮沸 | 電子レンジ | 紫外線殺菌ボックス | ミルトン | |
---|---|---|---|---|
初期殺菌 | 強力 | 強力 | 強力 | 弱い |
保存時の付着 | 空気中ならある | 空気中ならある | 無い | ほぼ無い |
保存時の繁殖 | 普通 | 普通 | ほぼ無い | ほぼ無い |
対象素材 | 要耐高温 | 要耐高温, 非金属 | 単純形状もしくは光を透過する必要がある | 非金属、メラミンは駄目 |
対象への攻撃性 | 高い | 高い | ややある | 素材によってはある |
作業時間 | やや長い | ふつう | 短い | 短い |
作業危険性 | 高い | ふつう | 適切に扱わないと超危険 | 安全 |
作業工数 | 多い | ふつう | 少ない | 少ない |
処理時間 | 短い | 短い | 短い | 長い |
初期コスト | ほぼゼロ | ほぼゼロ | 高い | ふつう |
運用コスト | ふつう | 高い | 安い | ふつう |
こういう風に一覧にすると紫外線殺菌ボックスが最強なのだが、 関係者全員が理解して扱わないとかなり危険なモノなので、やはりミルトンである。
ミルトンの欠点である、処理時間が長いというのは哺乳瓶の数を増やせばカバーできる話である。
↑のように楽しんで洗浄しているわけではあるが、なんでこんなに厳格に殺菌する必要があるのか?
目的はあくまで「使用時におけるバイ菌の量を無害なまでに減らす」というところにある。
もっと以前に、洗剤で洗って空気中に放置してもそもそも有害な量まで増えないという事実もあるかもしれない。
それはあるとしても現状の方法は効果的なのかどうかが若干が疑問に思えた。
煮沸を考えてみる。 目的は「使用時」にあるので、確かに煮沸直後は菌の数は減っているだろう。 ではそれを空気中に数時間保存しておいたらどうなのかと。 そのときには洗剤で洗浄した直後よりも菌の数はどうなのかと。 それならば、そもそも使う直前に洗剤で洗えばよくね?という話になってくる。
そうじゃない場合、これそもそも、水道水で洗ったモノ全部ヤバイということになるということになるんじゃね?