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書いてる野郎
orebike@gmail.com
育児は大変であるのでそのこころの持ちようが重要になる。 困難さが変わらないが気持ちは変えられる。
全体に共通するのは「コントロールできないこのブツと付き合い方」ということである。
子供が何かすることによる被害を列挙してみよう。深刻な被害なんて殆ど無い。
「言葉が通じない」故の命令無視の暴れ、「うるさくて寝ない」故の睡眠時間の減少、 以外に自分に何か被害があっただろうか?ほとんど何も無い。
この被害に関しても必要経費と見積もればいいだけ。
子供に対するムカつきは大人と比較してのムカつきである。
これは子供に対しても、パートナーに対してもそう。
親であって子育てプロジェクトを仕切るリーダーなのである。 とりあえずチームで一番のテクニシャンであり、知識も経験もあるのである。 スムーズなプロジェクト運営と、成果物の責任者であり、みんなの手本なのである。 その立場で外と接したほうがよい。
おそらくパートナーは昼は外に仕事に出ているだろう。 その仕事の一部を家に持って帰って手伝ってくれと言われたらやるだろうか? もし、やったとして、出来上がったモノに対してケチを付けられたらどうだろうか?
それと同じである。 部下に対して能力以上の仕事をふって、出来ないとキレる上司にならないほうがよい。 もしくは、異様に厳しい「私語禁止、トイレ禁止」みたいな自分も出来ないようなルールを作らないほうがよい。
その上司の下では部下はそのうち誰でもデキるような些細な仕事ですらやってくれなくなる。
逆に子育てと同じような時間スパンでパートナーが家事をやりだしたらそれもそれで困った話である。 家にいる間ずっと掃除洗濯料理家事諸々をやることになる。 どう考えても過剰であり落ち着かないのはわかる。ホドホドに。
そう思って対応すると納得できる。
夜中に意味不明にすべての仕事が終わっているのに騒いで寝ない。 よくあることである。
そこに理由なんか無い。生まれたばかりの子供は馬鹿を通り越して空っぽなので、 とりあえず無茶苦茶やってそのフィードバックから学習してるのである。
つまりこの馬鹿にちゃんと反応対応しないとこの馬鹿が続くということである。
こういう無茶苦茶やってちゃんと動作するか確認する行為をプログラミング用語で「モンキーテスト」という。
だから心構えとして、こりゃモンキーやってるなと思えばそれに協力してやるのも納得感がある。
何か特別な気持ちになる必要はない。子供がいることによって親の日常生活が著しく制限されるならそんなのやめたほうがよい。今までの生活の延長で子供が居るだけである。
子供が夜寝ないと寝かすまで親は寝れない。しかし、それはもう決まっているコストなのであると考えたほうがよい。 寝るまで付き合ってあげればよい。明日もこの子供との相手は続くのだ。夜寝れたからといって朝早く起きて何かその時間に使うかといっても何に使うわけでもない、子供に使うのである。子供と一緒に朝寝坊すればいい。
子供以外の部分は自分が居なくても世界は回るのである。
子供は完全コントロールは不能であるが、ある程度の幅があるだけである。 その幅をどの程度頭に入れるかだけ。
突然自爆して家もろとも全員死ぬなんてことは無い。せいぜい夜うるさいとか、ミルクゲロ攻撃ぐらいである。
おむつを変えた直後にウンコ漏らしてヘラヘラ笑ってたらぶっ飛ばしたくなるが、「今笑ったよ」と一喜する。一憂しない。
20年後に子供に言えるネタを一つもらったと思えばいい、そこで笑えるかどうかで、疲れが全然変わってくる。 なのでうんこ漏らしたら、ミルクゲロ吐いたら写真に撮ってやればいい。
子供の健康は重要であるが、もしかして親がそもそも健康では無いのでは? 親が健康に不安を持っているなら育児にそれが影響する。
些細な問題でも病院に行って不安を取っておいたほうがよい。