Lenovo 製の ThinkPad デザインの静音マウス

無線ではあるが、Bluetooth ではなく、USB のドングルを使うタイプ おそらく日本では売ってない中国限定版。

静音マウスなのでマウスの左右ボタンにはクリック感はあるものの「カチ」という音がならない。 ホイールのクリックも同様。 しかし、左サイドにあるサイドボタン2個は静音ではなく「カチ」というクリック音が鳴る。

ホイールは手応え無くヌルヌルと動くタイプではなく、クリック感があるタイプ。

マウスの中央部に DPI 変更ボタンがあって、押す毎に DPI が変化する。どの DPI になっているかはホイールが点滅することによって示されて、 1回点滅で 1000 dpi, 2回で 1300 dpi, 3回で 1500 dpi となる。

使った感じ極低速域での反応がやや悪く微妙に疲れる。これは慣れの問題かもしれない。

Mac のユーティリティの SteerMouse で、加速 0.09 感度 1810 で一応使ってみる。

操作を止めていると、省電力モードに入るのか、次の操作が一瞬遅れるような感じがする。

ホイールの表面に凹凸が無く、手の脂や乾燥によって摩擦が減ると操作しにくい。

両サイドがゴムのような柔らかい樹脂パーツでできていて、滑り止めの効果を狙っている。

このパーツに耐摩耗性や耐油性、対経年劣化性が無いようで、指が当たる位置が1年ぐらいの使用で消しゴムのカスが出るようにボロボロに崩れてしまう、削れるというよりも溶けてグニャグニャになるような感じである。

2018-11-26 バッテリーが切れた。通常のマンガン電池で1日約10時間使用でほぼ毎日なので約4ヶ月になるので、 電池寿命は1200時間ぐらい。かなり持つ。 バッテリーが切れかけるというのは無く、なんの前触れもなくブッツリ動かなくなる。

2019-03-07 バッテリーが切れた。エネループだった。今回は3ヶ月ということになったか。 バッテリーが切れると DPI 設定がリセットされるので再び設定し直す必要がある。

サイドの樹脂がボロボロになってきたのが耐えられなくなって、予備の新品に交換。

心なしか予備の方が重量が重く感じる。

ボロボロになったサイドのゴム剥がしてやろうと思い分解する。 前足のシールの裏に隠しネジ2個、カバーの中に2個あって、その4本を外すと開腹できる。

サイドのゴムはパーツにはめ込まれているモノでなく、完全に1パーツとして整形されていて接着されているわけでもないので、除去することは不可能。

こいつの後継機種なのか上位機種なのかよくわからんがほぼ同形状同機能のマウスがあったので買ってみた。

2021-06-08 購入。まだ使ってない。

表面は 200 の軽い梨地プラスチックではなく、Thinkpad 同様の全面ピーチスキンコーティングになっている。 裏面足には新品時に薄い保護ナイロンがつけてあるので剥がさないとダメ。

200 の 1500 dpi に対して 2400 dpi 読み取りというので精度自体はこちらがやはり上位機種。

しかし持った感じの質感がまったく上位機種でない。まず 200 よりもややデカいのに200よりも軽い。 軽いのが悪いとは言わんがスカスカ感はある。

ホイールも 200 よりも細いし微妙に径も小さく見える。よくある激安マウスの汎用部品のようである。 人間工学に基づいているのかもしれんが軽く右斜め前に軸が傾斜している。 表面は 200 同様にまったく凹凸がなく経年劣化で操作感が悪化するタイプである。

200 と違いレシーバーのドングルを本体内に収納できず、裏面の穴に押し込む形になる。

電池は単三を使うが、そのフタや入れる角度を見てもどう見ても汎用品で専用設計には見えない安い感じがする。 裏面全体から安物マウスのニオイがプンプンする。

そしてオンオフのスイッチが無い・・・マニュアルも中国語版しか付属しておらず、それもスペック表と保証書の類いで操作法の説明など一切ない。

おそらくこれは汎用品、汎用設計、OEM のマウスに ThinkPad の意匠を被せただけのクソ商品だろう。 単にクソならいいが、上位機種という位置づけなので WLM200 よりも値段が高い。25ドル程度で買ったが、10ドルがいいところの商品である。

つまり買うな。