マジック/カード/パス/クラシカルパス

マジック/カード/パス/クラシカルパス

左手にデックを持っているとして左手をうまく操作することによりデックの上半分を裏に回り込ませる。

裏向きに行えばアンビシャスカード、表向きに行うとカラーチェンジ等に応用できる。

クラシックパスとも呼んだりする?

基本手順

デックの入れ替えたいポイントに左手の小指でブレークを入れて保持する。デックの途中にに小指を突っ込んでいるので当然分かれ目がわかってしまうので左手を握り込んでカードを密着させ分かれ目がわからないようにし、突っ込んでいる指の部分を右手でカバーする。相手が正面に居るなら別に側面の分かれ目を気にする必要はない。

この上半分のパケットを突っ込んでいる左手の小指と薬指中指で挟み込んで人差し指を添えることで自由にコントロールできるようにしておく。

右手でデック全体を保持しているようなフリをして下半分のパケットを保持する。

タイミングで上半分のパケットを右掌側から引き抜く。右手は上パケットを保持していないので左手のコントロールで引き抜ける。引き抜いたパケットを90度方向を変えて下パケットの側面を最小限の幅で通過させる。つまり上パケットと下パケットが逆T字になるように通過する。完全に通過したらカードを揃えるアクションの中で上パケットを下パケットの後ろに追加して入れ替えが完了する。

左手親指と右手人差し指の先が触れて離れないように意識するとよい。

パケットを1つにまとめるタイミング

カラーチェンジの場合はその切り替わった瞬間が重要なので、上パケットを下パケットに完全に重ねて一体化させる動作を遅らせてもよいかもしれない。 こうすることで変わった瞬間の両手の動きが小さくなるのでより効果が出る。相手がビックリしたその後に何もなかったかのように一体化させて揃える動作を付け加えればよい。

パケットを入れ替える角度

カラーチェンジと違い相手に入れ替わる瞬間を極力意識させないようにするには、上にもってくる下パケットを親指側から行うというやり方も考えられる。

右手のカバーがあるので相手からはデックの左下半分が大きく露出していることになる。 なので、この左下半分だけ先に下パケットを露出してやれば後は動きの中でかなりゆっくりコンパクトにパスすることができる。

まず、ブレークから下パケットだけを時計回りに少し回転する。そうすると上パケットの左側の影から下パケットの左下半分が露出する。 この露出した半分を見せつけつつ右手のカバーの中で上パケットを引き抜けばよい。

タイミング

左手親指でデック側面の半分ぐらいをカバーしておいてい、相手にデック側面を向けた瞬間に入れ替えるというタイミングもある。

右手のカバー

右手のカバーとしては気持ちかなり左手側に寄せてよい(右手首を上に持ち上げる感覚)、奥側は手首でカバーされているのでそこまで意識して手のひらでカバーしなくてよい。そうすることで下パケットの跳ね上げ動作時にももうすでに手首が持ち上がった状態なので空間を確保のための動作が発生せず自然になる。

下パケットの跳ね上げ

上下を交換する際に下パケットを跳ね上げることで上パケットがハケるスピードを上げることができる。 この際には右手の薬指と小指で下パケットを引きつけるようにするとよい。この跳ね上げ動作に中指を主に使うと動作が大きくなってしまう。

上パケットの通過位置

上パケットが右手側から抜けて下に移動するのだが、この際に完全に下パケットに重なった位置で抜くと前から見られた場合に移動するのが普通に見えてしまうので、カード半分ぐらい上パケットを手前側にズラして行う。こうすることで移動する上パケットが右手のより奥側で動くことになり相手から見えづらくなる。

手前側にズラすという関係上左手が若干右手よりも奥に手前にズレてしまう。 これをカバーするために、相手に提示していたカードを手前に持ってくるという理由付けをして両手とも手前側に引き寄せる。このタイミングでパスして入れ替える。

magic/card/pass/classic_pass.txt · 最終更新: 2020-12-01 09:28 by ore