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書いてる野郎
orebike@gmail.com
stowというユーティリティを使うとできる。原理は、stowがシンボリックリンクを切ったり貼ったりしてバージョン擬似的にインストールアンインストールを実現する
ということでstowのインストール。
Debianなのでコマンド一発
aptitude install stow
今回はvim7.3をインストールしてみる。
ソースからコンパイルするが、設定時に
.configure --prefix=/usr/local/stow/vim73
としてstowの下にvim73としてmake install する。
これはmakeで指定したディレクトリ以下に行儀よくインストールされることが前提になっているのでオプション無視で自分勝手にインストールするタイプのやつには使えない。そういうやつはmakeまでで止めておいてあとは手動でやるほうがいいかも
stowディレクトリに移動して
cd /usr/local/stow
stowコマンド一発
stow vim73
make install では/usr/local/stow/vim73/以下に通常なら/usr/local/以下に展開される予定だった実行ファイル群が設置される。そしてこのstowコマンドは指定した引数以下のファイル群をシンボリックリンク操作で/usr/local/以下に展開してくれる。
つまりこのコマンド操作がインストールすることにあたる。
このstowコマンドで張られたシンボリックリンクは、同じように
stow -D vim73
で一気に削除できる。削除されるのはシンボリックリンクのみで本体は生きている。これは擬似的にアンインストールということ。
ファイルは行儀よく/usr/local/vim73に全部あるので本当にいらないのであれば stow -D コマンドで削除した後にvim73ディレクトリごと捨ててしまえば/usr/localディレクトリはクリーンに保たれる。
この仕組を利用すると異なるバージョンのソフトウェアを簡単に切り替えることができるようになる。
Vim7.3とVim7.2をを切り替えたいのであれば、Vim7.2を↑と同じようにstow以下にvim72としてmake install
そして↓でバージョンを切り替えることができる。
stow -D vim73 stow vim72
外面は一緒でパスがごっそり入れ替わるので、Vimを使う環境側はまったくなにも設定を変えなくてもバージョンだけが入れ替えられるのだ。