Google Spreadsheet/行や列の挿入に伴う参照範囲の追従の挙動

Google Spreadsheet/行や列の挿入に伴う参照範囲の追従の挙動

Google Spreadsheet では参照する範囲に行や列が追加された場合はその参照範囲が自動的に変化してくれる。

今このような表があったとすると、A6 のセルには5という値が入ることになる。

A
1
2
3
4
5
6
=counta(A1:A5)

では「い」と「う」の間に1行データを挿入してみる。counta関数で指定している参照範囲が自動的に A6 まで伸びて値は 6 になる。

A
1
2
3
4
5
6
7
=counta(A1:A6)

では A6 の下にもう1行データを挿入してみる。counta関数で指定している参照範囲が自動的に伸びない。なので値は 6 のままである。

A
1
2
3
4
5
6
7
8
=counta(A1:A6)

同様の挙動が1行目の上に挿入した場合にも起きる。 これは、後でドンドンレコードを追加しているようなシートの使い方をしていた場合、行を増やす度に参照範囲がズレてしまうので面倒である。

これを回避するには現状私は、このように参照範囲の上下に空行を入れておいて、空行も含め参照範囲にしている。 こうすることで最上行と最下行に挿入という操作がなくなるので一応運用できる。

A
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
=counta(A1:A9)
google/gdrive/google_spreadsheet/auto_chace_reference_range_when_insert_row_and_column_behavior.txt · 最終更新: 2017-10-10 10:37 by ore