• 自分以外を全員ゲームを降ろさせる
• 自分の手札2枚と共通カード5枚の計7枚の中から5枚を選んで全プレーヤー中最強の役を作る
• ゲームを繰り返し、全員から全賭け金を奪う

テーブルに数人が座りスタート。 カジノでは勝手に座ればいいが、ゲームとしてはこの席順というのが非常に重要になるので、 競技としてやるなら平等になるやり方で決めたほうがよい。

まずボタンというポジションとなるプレーヤーを決める。 カードを1枚配られて一番強いカードのプレーヤーがボタンとなる。 ボタンのポジションは最後にプレーするというポジションで、全員の行動を見た後で自分の行動を決められるので比較的有利なポジションとなる。

ボタンの左側の人はスモールブラインド(SB)と呼ばれ、そのゲームにおいて強制的にベット、つまり賭け金を出さなければならない。 SBのさらに左側の人はビッグブラインド(BB)と呼ばれ、同じく強制ベット、それもSBの2倍の賭け金を出さなければならない。

これは自分の手札が強い時だけプレーするという単なる作業ゲーにすることを防ぐルールである。 試合展開を早めたい場合はこの強制ベット額を大きくしていくとフォールドのコストが上がるのでスピードが上がる。 大きくしすぎるとノルカソルカの駆け引きがなくなるので運ゲーに近くなってしまう。

一人に2枚ずつ手札を配る。これは自分だけが見て、他のプレーヤーには見せない。

ポーカーの結果としてはこの時点で最終結果は決定していて、完全に運でポーカー的に技術介入する余地はまったくない。 つまり、テキサス・ホールデムとはポーカーではなく、ノルカソルカの駆け引き、掛け金に対するリターンを手札から計算するのがテキサス・ホールデムの面白さとなる。

手札2枚を見て自分の手札で勝てそうかどうかを予想し賭け金を決める(ベットする)。 ポーカーは5枚で役を作るゲーム。この後に共通カードという誰の手札でもないカードがゲームの進行に従い、3枚、4枚、5枚と公開されていく、最初のベットのタイミングでは1枚も出てないので残りに何が出るかを予想して賭けるということである。

このベットの順番はBBの次の人から進める。BBは強制ベットされているので、賭けるならBBの強制ベット額と同じ額を賭ける(コール)か自信があるなら賭け金を上乗せ(レイズ)するかで対応する。

勝てる見込みが無いと予想したならゲームを降りて(フォールド)もよい。当然今ベットした金は捨てることになる。 順番にベットを続けてゆき全員のコールできたら次に進む。同じになるまでこのベットは何周でもする。

この全員がベットした賭け金の総額をポットと呼び、このポットを奪取するのに対して幾らコストを払うかを自分の勝てる確率との兼ね合いで決定していくのがテキサス・ホールデムである。

もちろんセオリーはあるが、相手は自分の手札を知らないのだから勝てる確率が低いのに大きくベットして相手をビビらせる(ブラフ)ことでゲームを降りてもらうという戦略もある。逆に自信の無いフリをして相手から賭け金を引き出しポット額を増やすという戦略もある。手札が弱くても勝てるし、強くても大きな賭け金が取れるとは限らず、そこに技術介入の余地があるのがテキサス・ホールデムの面白さとなる。

自分のレイズに対して誰もコールできない(全員フォールド)ならポーカーとしての結果を見ずにゲームとして勝ちとなりポットを全部奪取することができる。

この1枚も共通カードが出てない状態でのベット合戦するタイミングを「プリフロップ」と呼んだりする。

最初のベットで全員のベット額が揃った場合。共通カードが3枚オープンになる。 これで手札の2枚と合わせて計5枚でポーカーの役として成立するようになる。 つまり状況がより鮮明になるため勝てる確率がより明確になっていく。

共通カードが3枚オープンされた状況を踏まえ2回めのベット合戦となる。 ボタンは最後にプレーするので、スモールブラインドから順番にベットしていく。 プリフロップと違うところは、強制ベット分が無いので、賭けないで次に回す(チェック)ということができる。

誰かがレイズした後ならチェックは使えず、コールかレイズで対応しないといけないということになる。

前のベット合戦と同じで全員の賭け金が同じになるまでグルグルする。

次に4枚目の共通カードがオープンする。これによりバリエーションが生まれ、予想が難しくなる。

同様にベット合戦する

次に5枚目の共通カードがオープンする。

同様にベット合戦する