電気/なぜ閉回路じゃないと電流が流れなのか

電気/なぜ閉回路じゃないと電流が流れなのか

電気を勉強していると当たり前だと思ってたことが疑問になってくる。 なぜ閉回路、つまりプラスとマイナスをつないでグルグルする状態にしないと電流が流れないのか? というところである。

電流は導体に電圧がかかればよく、電圧は電位差であって、電流は実際には電子の流れであり、 それならば、導体の片方からとめどなく電子を供給すれば電流が発生したことにはならんのかと。

結果としてはなる。

しかし現実的には閉回路である。 問題はこのとめどなく電子を供給するという部分にある。 導体には自由電子があり、そいつが電位に引き寄せられて移動するわけであるが、 閉回路では無い場合、電子の供給が難しいということになる。

電圧をかけると、電子が導体の片方に偏ってしまいそれ以上電子が移動しなくなる。 つまり電流が流れない。この偏った電子をプラス側から戻すという回路があることでとめどなくグルグル定常的な電流が流れるのである。

では交流のように電流がいったりきたりすればいいのではと。 しかしそれつまり交流電源を使った閉回路である。

electricity/why_does_current_flow_if_it_is_not_a_closed_circuit.txt · 最終更新: 2019-09-17 17:35 by ore