Vim/選択操作

Vim/選択操作

Vimでは通常は選択とその選択されたものに対する操作が一体化している。 なので

やりたいこと→やりたい範囲

という操作体系になっている。DWならば削除→1単語という感じ

選択だけやるにはビジュアルモードというのを使う。 このモードを使えば「選択」を先にできるのでVimでも

やりたい範囲→やりたいこと

という操作ができるようになる。

つまりごく普通のエディタではShift+カーソルでやる操作。

基本

全部visualのvなので覚えやすい。

文字単位選択

vimでは、ノーマルモード時 v(小文字のv)でビジュアルモードに入る。

そこでカーソルを移動させると、選択モードに入った位置の場所から、カーソルを移動させた場所までが範囲選択される。

行単位選択

ノーマルモード時 V(大文字のブイ)で行単位選択のビジュアルモードに入る。

そこでカーソルを移動させると、選択モードに入った位置の行から、カーソルを移動させた行までが範囲選択される。

矩形選択

行の構造を無視して選択したい場合。例えば

aabbb
ccbbb
bbbbb
ddbbb

みたいな場合に全部の行の前2文字だけ選択したい場合

ノーマルモード時 ctrl+vで矩形選択のビジュアルモードに入る。

選択基準位置の変更

行選択のモードで10行目から開始して、20行目まで選択したとする。 ここまで来た時点で9行目も選択範囲に加えたくなった場合に選択基準位置をoで開始位置にカーソルを移動しkで現在選択している行は保ったまま上方向に拡大することができる。

oをもう一回押すとまた反対側に移動できる。

矩形選択の場合はoで対角線の反対側Oで水平方向に反対側に移動する。

前回選択していた範囲を再び選択する

ノーマルモード時に

gv

で前回選択していた範囲が再び選択状態になる。

全選択

全選択は

ggVG

こうなる。ggで先頭行に移動、Vでビジュアルモード行選択、Gで最終行に移動ということで結果的に全部を選択できる。

HTMLやXMLなどのタグの内側を選択する

vit

空行を含まない連続した行を選択する(つまり段落を選択する)

vip

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editor/vim/select_operation.txt · 最終更新: 2017-09-27 10:48 by ore