普通ならばパイプカッターとかを使うと正確に綺麗に塩ビパイプを切ることができる。 しかし直径100mm以上あるような塩ビパイプとなるとそのパイプカッターは10万円以上のものになり現実的では無い。

そこでネットを調べると、単にノコギリで切ればいいみたいな話が出てくる。 大径の筒をノコギリで直角に切るのがまた難しいのだが・・・

そこで手間さえ惜しまなければ手近な工具で大径の塩ビパイプをどうやって正確に切るかを考えてみた。

まずまっすぐな円筒形のものをまっすぐに切るにはそれを切るガイドを設置する必要がある。 調べてすぐでてくるのが、まっすぐな紙をまきつけてそれをガイドにするという方法。 この方法を使うと、現状の切断端がまっすぐでなくとも筒に対して直角な切り口のガイドとなる。

とりあえず紙だけ巻き付けておいて、パイプとは固定せず、そこからスライドさせて切りたい位置に合わせると合わせやすい。

そしてこれに沿ってノコギリで切れというのだがそれが難しい。

ここで、このガイドに沿ってドリルで穴を空けまくる。ガイドギリギリでなく 1mm 2mm ぐらい離れていてもいい 1周全部にあけたら、その穴と穴をつなぐようにニッパーで切る。穴と穴の間は強度が弱くなっているので、数個おきに切っていけば連鎖的に穴と穴が繋がって簡単にパイプが切断できる。穴は1個1個順々にガイドに沿って空けたのである程度まっすぐな切断となる。

そうすると歯車状のガタガタの切断面ができあがるので、その凸の部分をニッパーで切り飛ばしていく。 大径の塩ビパイプは小径のものよりも全然薄いので小さいニッパーでも簡単に切り飛ばすことができる。 ここまでくるとニッパーでもガイドに沿ってジョキジョキパイプをカットできることがわかると思うので、細かく細かく2mmずつぐらい砕くように進行する。

そうすると切断面がかなりまっすぐになってくるので、あとはヤスリやカッターでさらに平滑にすれば切断が完了する。

端を10mmほど切るだけならドリルなしでいきなりニッパーでジョキジョキ切ってもいいと思う。