小さいフライパンを使う。玉子3個使う。

小さいフライパンだと玉子とフライパンの直接接触面積が狭くなるので、固まらない玉子の体積が増える。 大きなフライパンだと玉子が広く薄く広がってしまって、すぐに焼けてしまって手際よくやらないとカチカチになってしまう。

小さいフライパンは縁のカーブがキツイので玉子を端に寄せて巻く際に全長が短いオムレツができることになる。 大きなフライパンだとカーブがユルイので全長が長いオムレツができる。

同じ玉子の体積で全長が短いということは横に太くボリューム感が出て、中に火が通りにくい形状になる。 逆に細いと中に火が通りやすく、固くなってしまう。

玉子を3個使うというのも、少ない玉子では手際よくやらないとすぐに固まってしまってしまうから。

玉子3個を混ぜる。泡立てない。

そんなに熱くしなくても玉子はすぐに固まるのでちょっとヌルいかなと思う程度でよい。 油がサラリと延びる程度

オムレツの巻の成功はくっつかないことにかかっているのでフライパンの全面にしっかり引く。

混ぜた玉子をフライパンに投入して加熱。フライパンを揺すりながら、箸で玉子を混ぜる。

フライパンの壁面側がすぐに焼けるので、焼けた部分を真ん中に寄せるようにしてかき混ぜていく。

全体がドロドロになってきたら、混ぜるのをやめ、オムレツの外側を作るため軽く焼く。

焼けたら、手前側からめくり上げて奥に集める。これは結構適当。

奥に集めつつ、オムレツ型に整形する。この時点でドロドロ部分が固まった部分に手前半分だけ覆われている状態になる。

火から外した状態でフライパンを奥にかなり傾けた状態にする。玉子がフライパンにひっついてないか確認する。

この状態でフライパンの持ち手の部分を軽くトントンと叩く。 叩くと重みで奥半分の玉子がフライパンの壁に沿うように丸まってくる。 そのうち奥半分が手前に覆いかぶさってくるので、玉子全体をさらにフライパンの奥に移動させて、一気に手前に返す(箸の補助があると楽)。 つまり奥と手前が重なった接合部分が焼けるようにしてつなぐということだ。

軽く焼いて接合分をくっつけてドロドロを中に閉じ込める。