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書いてる野郎
orebike@gmail.com
2021-02-14 Amazon prime で鑑賞
歌手の道を諦める決心をした男ジャック。ある日停電が起きて、帰り道の途中に交通事故に遭ってしまう。
病院で目覚め、回復し、同じような生活に戻っていく、当然歌手の道は諦めた。 しかし、友達からはやっぱりなんか一曲歌えということで、何気なくビートルズのイエスタデイを歌う。
あまりの、名曲に友達は絶句・・・停電の影響でジャックは、ビートルズが存在しない世界にジャンプしていた。
ジャックは記憶を頼りに、ビートルズの名曲を必死に再現を試みる。 そして、ヒットソングライターへの道を駆け上がる。つまり、異世界転生してビートルズの曲で無双するという、最近のアルアルストーリーである。
同時にずっとマネージャーをしてくれていた、幼なじみのエリーとも疎遠になる。エリーはマネージャーではなく、恋人として扱ってほしくずっと待っていた。
アメリカに行き、売れっ子にはなるが、やはりビートルズの偽物としてこのまま売れていいのかという葛藤がジャックを苦しめる。 さらに音楽業界人のクソ具合にもイライラする。
あるイベントのあとに、2人の男女がジャックを訪ねる、黄色の潜水艦の模型を手に。
ジャックは、薄々感じていて、ビートルズの秘密をばらされるのではとびびっているようでもあり、望んでいるようでもあり2人に会う。 そこで、イエローサブマリンを3人で輪になって歌うのである。つまり、ビートルズの居る世界からこの2人もジャンプしてきたのである。
2人はビートルズの無い世界なんて、クソだ!もっと広めろ!というのだ。
ジャックは心のつっかえが取れたような気がした。 そして2人からある住所をもらって、そこに行けと。
ジャックはその住所を訪ねる。そこには、ビートルズにならなかった、老人、ジョンレノンっぽい人が居た。 いろいろ人生の話をして、最後に正直に生きろと言われる。 そこで、ジャックは幸せとは何かを、歌手にならず、殺されず、78歳で何も特に成し遂げず、世界にも影響を与えず、今はひっそり暮らしている、今は幸せだという偉大な男に似ている男に教えられた。
ジャックは売れっ子になる過程で友達になったエドシーランに頼んで、なんとかライブ途中で数曲歌わせてくれとかけあう。 エドは快諾し、ジャックは歌い、その後、バックステージに居たエリーに告白する。
そして、ビートルズの秘密もみんなに告げ、全楽曲を全世界に無料で公開する。
ジャックは歌手を辞め、田舎でエリーと学校の先生として幸せに暮らす、たまに、ギターを弾いて、ビートルズの曲を生徒たちと楽しく歌いながら。
つまり、ポップミュージック教の預言者なのである。