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書いてる野郎
orebike@gmail.com
概要がよくつかめないのでmemo
日本銀行券でもビットコインでも変わらないが、通貨はそれそのものには物質や効用としての価値は無く、 ただ単にみんながそれを価値があると思っているという「信頼」の上でなりたっている。
それが前提。
ブロックチェーンやら何やらという技術的な詳細はどうでもよい、やっぱり気になるのはこの単純な操作においてどうなるのか?ということ。
まずは、そのビットコインなるある「値」を自分が所有しているということを確定させなければならない。
これはどういうことなのか? 中央に置いてあるデータベースに「太郎は 100BTC 所有している」と記録されているのか? それとも、太郎にしかわからない秘密のデータがあってそれが太郎の PC のハードディスク上に書き込まれているのか?
調べていくと、説明に頻繁に出てくる「アドレス」という単語がある。アドレスってなんだ? 普通にいけば住所だが、コンピュータ的には色々なものに「アドレス」という単語を使う。
ここで言うアドレスとは「ビットコインアドレス」というもののようだ。
これは 英数字58種類からなる 34文字程度の文字列で基本的にそれはなんでもいいらしい。 つまり、これは口座番号のようなもので、支払してもらいたかったら、これに Bitcoin を送れよという話になる。
このビットコインアドレスをネットに晒すことがつまりビットコインのうけとり口を持つことであるといえそうだ。
つまり、このビットコインアドレスというモノの所有権を明らかにわかればビットコインを所有していると言える。
ここは既存の暗号化技術なので理解しやすい。 公開鍵暗号というやつで、公開鍵と秘密鍵という数学的にペアになっている鍵、実際にはペアの「値」を作る。 この2つのペアは作るのはゼロからなら簡単だが、既存の一方から一方を推測、確定させるのは難しいという特徴がある。 しかし両方とも鍵として機能するというのがポイントである。
公開鍵はみんなが見ても大丈夫な鍵で(公開鍵から秘密鍵は推測できない)、こいつで大切なものをを入れた箱に鍵をかける。 この鍵をかけた箱は公開鍵では開かない、秘密鍵でしか開くことができない。
公開鍵はみんなが知っているので誰でも箱に鍵をかけられる、しかし開けることができるのは秘密鍵だけというのがポイントである。 つまり、秘密鍵を知っている、持っているということが、この箱の中身の所有者であるということの証明になるわけだ。
ということで、公開鍵を提示し、秘密鍵を持っているということがビットコインの口座、その中に入っているビットコインを所有しているということになるようだ。
技術的には若干は違うのだがこの「ビットコインアドレス」というのが「公開鍵」とみなしてよい。 この公開鍵のペアである秘密鍵が失われた場合、ビットコインの所有権を主張することができないのでそれを失うということである。
口座にあたる箱は秘密鍵を持っている本人しかあけられないということで、そのビットコインの所有を確かめられるということはわかった。 つまりこの箱自体は、誰も開けられないので USBメモリにつっこんで道端に投げ捨てても別によいということになる。
つまり自分が読める形であればどこでもなんでもよい。
一番わかりやすいのは PC のハードディスク内にデータとしてもっておくことになる。 よくある取引所というのは、この箱が沢山保存してあるサーバということになる。
極端な話、紙に印刷してそのデータを札束にしてもビットコインを保有していると言える。
逆に言うと鍵を持っていても、この箱まるとデータが失われた場合、ビットコインを失ったことになる。
つまり、データは自分が読める場所にあるならどこでもよいということになる。 っで実際は PC の中とか取引所とかにある。
簡単に考えるなら、開けた箱を相手に渡して、相手が公開鍵で再び鍵をかければ成立しそうである。 その輸送途中は危ないであるが。
所有権や移動はわかった、ではビットコインそのものというのは何なのだろう? 1000 BTC 持っていたとして、その 1000 という「量」はどういう形になっているのだろう。